Living Space Design Course

すまいデザインコース

住まいを通じて、現代が直面する課題を解決する

人々のくらしの場を、快適に、豊かにする方法を学びます。

誰にとっても最も親しい日常の生活環境である住空間がテーマです。普段の生活の体験を見直して、快適さや使いやすさの本当の意味を考え、生活や環境の変化にも応じることができる、理想的な「すまい」のあり方を追究します。



ピックアップ講義

すまいデザイン論

住宅(すまい)というビルディングタイプは、誰もが慣れ親しんだものであるゆえに、自身の生活経験で形成された「常識」に囚われてしまいがちですが、実際の人々の生活のあり方は風土やそれに伴って形成された生活習慣などによる多様なものです。この授業では、国内外・新旧を織り交ぜたさまざまな住宅建築を、多くの写真や図面とともに事例として取り上げ、住宅に関する基本的な知識とともに、今後、住宅を提案をする側になるために必要な視野の広さ・自由な発想を身につけることを目指します。

住居史

古今東西、地球上には文化、風土、経済など多くの要因を踏まえつつ、地域に密着した個性的な住居がつくられてきました。この授業では先史から近代に至る様々な住居を紹介しながら、空間構成や意匠の変容過程、さらにはそこで行われる生活文化にも目を向けつつ、文化人類学的、地域的、風土的な視点も含めて、居住空間の歴史を総合的に学んで行きます。

家族論

この授業では、住空間をはじめ、広く人間のすまいのあり方をデザインする上で、前提として認識しておくことが必須である「家族」に関わるさまざまな事象について、基本的な事柄を学びます。特に個人と家族と社会の関係や、世代や性の差異、地域の伝統の継承と断絶、少子化と高齢化、情報環境の高度化など、家族の形態に影響を与えるさまざまな要因について、できるだけ具体的な事例やトピックを参照しつつ、理解を深めて行きます。


デザインスタジオ

すまいデザインスタジオ1

この授業は、空間を構成する素材と、素材を空間として実体化させるためのイメージを探求し、その分析・展開によって各自が発見した方法を、主にインテリアを対象とした実空間の具体的なデザインに結びつけることをテーマとしています。素材・イメージを、原寸・モデリング・ドローイング等、多様な方法によって分析し、そのプロセスを通じて、人の活動(activity)を内包する実空間をデザインします。

授業テーマ この授業では、人の生活の場所である「住宅(すまい)」を具体的な対象として、主に室内空間の諸要素(インテリア)を密度高くデザインします。空間を生み出すための方法を各自が発見し、具体的なプロジェクトとしてまとめあげ、最終的に、その設計過程(process)も含めて表現することが、科目の到達目標です。

すまいデザインスタジオ2

この授業は設計課題の作成を通じて、住宅設計の基本的な事項と住宅に固有な専門的な事項についての知識と技術を習得します。特に、敷地の周辺環境の理解、住まい手である個人や家族の存在様態、環境負荷の軽減手法、さらに、住宅が備えるべきプライバシーやセキュリティーの維持と地域社会における公共的な側面とのバランスなどを重視します。

授業テーマ この授業は設計課題の作成を通じて、住宅設計の基本的な事項と住宅に固有な専門的な事項についての知識と技術を習得します。特に、敷地の周辺環境の理解、住まい手である個人や家族の存在様態、環境負荷の軽減手法、さらに、住宅が備えるべきプライバシーやセキュリティーの維持と地域社会における公共的な側面とのバランスなどを重視します。

総合デザインスタジオ

この授業は、これまで習得した住環境に関するさまざまな知識や技術を統合した成果を、設計作品やリサーチレポートとして表現します。課題の遂行は、グループでの恊働作業と、単独で行う部分とを組み合わせて進められます。また、同時期に平行して開かれる卒業研究のための「ゼミナール」でのテーマとの関連を重視します。

授業テーマ この授業は、これまで習得した住環境に関するさまざまな知識や技術を統合した成果を、設計作品やリサーチレポートとして表現します。課題の遂行は、グルー プでの恊働作業と、単独で行う部分とを組み合わせて進められます。また、同時期に平行して開かれる卒業研究のための「ゼミナール」でのテーマとの関連を重視します。
※注:総合デザインスタジオは、建築デザインコース/すまいデザインコース/まちづくりデザインコース、3つのコースの合同開催スタジオです。