2025年4月22日(火)、まちづくりデザインスタジオ1の第3回目の授業が行われました。
今回は、グループに分かれてそれぞれが持参したブックレットについてエスキスを行いました。次回のブックレット発表会を前に、全体的に完成度の高いブックレットが多く見られました。しかし、構成が普通紙のみで制作されているものが目立ちました。
エスキスでは、写真そのものに加えて、写真のレイアウト方法、向きや被写体のスケール感の表現、余白の有無による写真の見え方の変化など、細部にまで意識を向けることができたのではないでしょうか。こうしたディテールへのこだわりが、ブックレット全体の質に大きく影響することを実感できた時間だったと思います。
後半は、各自のブックレットを全体に向けて発表・共有しました。前回のエスキスからの変化と、その過程を踏まえて次回どのように改善していくのかを簡潔にまとめることができるようになってきた印象です。
授業の最後には、先生方から次回の発表に向けた貴重なアドバイスがありました。
ヤップ先生からは、「この課題は独自性を重視するので、自分にはない視点とまとめ方を探してみることは大切である」というお話がありました。
若林先生からは、「写真のアングルによって、伝えたいことと実際に伝わる印象が異なることがある。だからこそ構図の選び方が重要である」というアドバイスをいただきました。
石飛先生からは、「制作することを恐れず、面倒がらずに、しっかりと向き合うことが大切である」というお話がありました。
次回の授業はいよいよ中間発表会です。発表では、完成したブックレットに加えて、その内容をA1横サイズ1枚にレイアウトし、説明を行うことになります。
2週間の準備期間があるため、さらに完成度を高めるための良い機会となるでしょう。普通紙だけでなく、紙のサイズや質感を変えてみることで、よりオリジナリティのあるブックレットに仕上がるかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。
SA:倉科