総合デザインスタジオ

第11回 エスキス

2023/06/26

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担当:中津秀之、柳澤潤

専任教員:黒田泰介、古賀紀江、粕谷淳司、酒谷粋将

非常勤講師(建築家):高橋潤、岡路明良、針谷將史、納谷学、Sebastian Gross

助手:村山徹、Yap Minwei

TA:黒柳静希(M2)、村瀬巧(M2)、村田錬太郎(M2)、寺山宇洋(M1)

 

2023.06.26(月)3,4講時目「建築・都市デザインスタジオ」と「すまいデザインスタジオ」の合同授業「総合デザインスタジオ」の第11回目が行われました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、自然換気、ソーシャルディスタンスが徹底されました。

 

この授業では、トラック1~6までの6つのトラックに分かれて行われる授業です。各トラックに複数人の教員が付き、課題が出されます。

 

下記各トラックの授業様子です。

 

<トラック1>

担当:高橋潤、中津秀之 TA:村瀨巧

 

2023.06.26(月)、第11回目の授業が行われました。本日は設計課題として5回目のエスキスが行われました。

学生たちは3つの班に分かれて、髙橋先生とエスキスを行う班、中津先生とエスキスを行う班、学生達のみで意見を出し合う班をローテーションで進めていきました。

自分の空間と共用の空間が混ざり合った集合住宅を提案する学生や、擁壁の上部に緑化した庇を設ける提案をする学生などがいました。

次週でエスキスとしての授業は最後となります。プログラムを考えるフェーズはそろそろ終わらせて、建築としての計画や形を詰めていくためにも今まで以上にペースを上げて作業を進めていって欲しいと思います。

(TA:村瀨巧)

 

 

<トラック2>

担当:納谷学、村山徹 TA:村瀨巧

 

2023.06.26(月)、第11目の授業が行われました。本日も前回に引き続き設計課題のエスキスを行いました。

今週も前回と同様に、先生方が二手に分かれ、全ての学生がそれぞれの先生と一回ずつエスキスを行いました。

高知県北川村の敷地を対象にしている学生は就労支援として、使われていない施設を宿泊施設として利用し、周りの施設との繋がりを計画していました。

今あるものを大きく変えるというよりも、少し手助けして村の魅力を引き出しながら、外から訪れた人に村の良さを知ってもらえるような施設を考えています。

次週でエスキスとしての授業は最後となります。トラック2は他のトラックと比べると少しペースが遅いように感じます。この授業も残り3週ですので、これまで以上にペースを上げて進めて欲しいと思います。

(TA:村瀨巧)

 

 

〈トラック3〉

担当教員:岡路明良、TA:小西悠太

2023年6月26日、第11回目の授業は、前回に引き続き設計課題のエスキスを行いました。

 子安エリアの小さなコミュニティが点在するよさを取り入れながら、エリアの中心地に店舗兼集合住宅を作る学生がいました。中心に作ることで、子安エリアの心臓部になるという提案です。また昔の良さを取り入れながら、住戸数を増やして密度をあげてはどうかという提案がありました。

それとは対称的に、子安エリア全域に9つの広場や公園を設計する学生がいました。それらの場所ごと個性を持たせる提案です。

一方、子安エリア全体の道をつなげることで横のつながりを持たせる提案がありました。その案を実現するには、何年後かを見据えたマスタープランが必要になります。

 

全体的な印象としては、平面の上で考えている空間でもパースや部分模型などを作ることで、イメージの共有ができたはずなのに、住戸プランなど詳細な部分を考えられている人が少なかった印象です。

 次回が最後のエスキスになので、平面図・断面図・立面図と模型をそろえて持ってくることが課題として出されました。最終提出を見据えて、密度を上げて作業しましょう。

TA小西

 

 

〈トラック4〉

担当:Sebastian Gross+Yap Minwei TA:村田錬太郎

 

第11回 個別エスキス

今回も個別エスキスです。またエスキスの待ち時間は、学生同士で案を共有し意見交換をしました。

最終発表までのエスキスは、この回を含めて、あと2回となりました。学生たちが持ってくる模型も徐々にスケールが大きくなってきました。

今回、学生のエスキスを見ていて印象に残ったのが、リアリティーとの葛藤です。

「本当はこの敷地も使いたいけど、人が住んでいる建物があるから壊せない」や、「建物に挟まれたこの道路を使いたいけど、車通りがあるから使いづらい」など、案が進むにつれて現実とどう自分の案をすり合わせていくのかで苦戦しています。

しかしそこが建築の大変なところであり、一番面白いところでもあると思います。

「すぐに作られてしまう」ようなリアリティーを追求するより、「もしかしたら」と可能性を感じさせるような提案が生まれると良いと思います。

来週が最後のエスキスなので、迷う前に手を動かして、とにかく模型やスケッチを持って来るようにしましょう。

(TA:村田錬太郎)

 

 

<トラック5> 

担当:針谷將史、柳澤潤  TA:黒柳静希 

 

6月26日(月)総合デザインスタジオ第11回目の授業が行われました。今週は第二課題のエスキスチェックの4回目になります。前回の中間発表から、各自ブラッシュアップ(改良)した作品を提案してもらい、エスキスチェックを行いました。

最終発表が近づくにつれ、徐々に模型のスケールが上がってきました。京急蒲田駅から直結して伸びる商店街のアーケードの一部改築を計画している学生は、商店街を1/100スケールで模型化し、商店街にボイドを作ることで子どもが体を動かしながら滞留できる居場所のスタディを重ねていました。

エスキスチェックは来週が最後になります。先生方から「模型のスタディは良く出来ているが、図面の表現力がまだ足りない」というコメントを頂きました。どうあがいても、最終発表は迫ってくるので、切り捨てるところは潔く切り捨て、最終成果物からの逆算でやるべきことを判断して作業しましょう。

TA:黒柳静希


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