建築デザインスタジオ1

第8回 中間講評

2022/06/07

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担当:柳澤潤 准教授

非常勤講師:野上恵子(建築家)、高橋潤(建築家)

SA:手塚梨玖

2022年6月日7(火)「ハウジングデザインスタジオ」の第八回目の授業が行われました。今日は全体で中間発表が行われました。1/200の配置図・平面図・立面図・断面図と模型、1/50の住戸プランの平面図、コンセプトシートを提出し、一人3分を目安に、みんなの前でプレゼンしてもらいました。

どの案もそれぞれ考え方やコンセプトが明確になってきたようです。平面的に解けていても断面のスタディがまだまだ必要な人や、コンセプトと作品のズレの修正が必要な人など、人によって進め方がかなり異なっていましたが、例年と比べて全体的によく出来ていたのが印象的でした。

この建物の何が一番魅力的なのか、どこを強調したいのかがコンセプトボードに書けている人が多かった反面、先生方からの質問に対し「まだ表現できていない、本当はこうである」といった発言が目立ちました。最終講評の段階ではしっかり最後まで仕上げられるように、スケジュール管理も意識して進めて欲しいと思います。

以下先生方からの総評です。

○高橋講師…要求されている住戸の数、面積を一度作り切ってから進めて欲しい。自分なりの「集まって都市に住むこと」への考え(切り口)をしっかり持って欲しい。

○野上講師…再度課題文を見直すことで自分の進め方を確認することができる。住民、周辺の人、商業を訪れる人、それぞれの目線を意識して欲しい。

○柳澤准教授…基本的な図面の表現ひとつで見え方が変わってくる。もっと図面を意識して欲しい。壁や箱でなく家具といった身近なスケールから住戸を捉え直してみて欲しい。

中間講評を終え、設計課題もいよいよ折り返し地点です。一人一人丁寧に意見をいただけたと思うので、今一度考え、手を動かして、また来週からのエスキスの時間を大切にしていきましょう。

○感染拡大防止のために

・教室内では、常に換気を行う・マスクの着用・距離を取るなど配慮した上で授業しています。

・教室内に二酸化炭素濃度計を設置しています。数値が1,000ppm以上を超えると換気の悪い密閉空間であるとされています。本日は500ppm前後の数値を示しており、最大で540ppmであることを確認しました。

SA:手塚


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