建築デザインスタジオ1

第9回 エスキス

2022/06/14

SHARE

クリップボードに
コピーしました

担当:柳澤潤 准教授

非常勤講師:野上恵子(建築家)、高橋潤(建築家)

SA:手塚梨玖

2022年6月14日(火)「ハウジングデザインスタジオ」の第9回目の授業が行われました。

始めに、柳澤准教授から住宅についてレクチャーをしていただきました。成城に実際に建っている分譲長屋をご紹介いただきました。住戸間にヒエラルキーをつくらないように、壁柱の配置や開口の開け方に工夫がされており、プライバシーを確保しながらも領域が繋がっていくような住戸の配置が魅力的でした。課題を進めるにあたって考えておくべきことをたくさん知ることが出来たレクチャーであったと思います。

その後、前回中間発表が済んでいない学生が前に出て一人あたり3分で発表を行いました。

中間提出後、最初のエスキスでしたが、大きく案を変える学生や、新しく模型を作り直してきた学生は少なかったです。初めの頃に比べると、学生同士でも積極的に話し合い、進め方や模型の作り方まで相談し合っている様子が見られるようになりました。お互い高め合いながら、進められると良いと思います。

以下、各班のエスキスの進め方を紹介します。

○柳澤班は、二人ずつ同時にエスキスを行います。実際の事例をいくつも紹介していただきながら進めることで、具体的なイメージを膨らませながら、コンセプトやプランを徐々に固めている学生が多いようでした。他の班が終わるのを待つ間に、柳澤准教授が住戸プランについて班全体でお話しをしてくださいました。

○高橋班は、講師と学生の一対一でエスキスを行います。今週もエスキスを待っている間に学生同士が集まり、意見やアイデアを交換し合っていました。どこが上手くいっていないのかを認識してからエスキスに臨むことで、より濃いエスキスの時間を過ごすことが出来ているようでした。

○野上班は、一対一でエスキスを行います。先週の中間発表の内容を踏まえて、最後にコンセプトをどう持っていくのか、どのようなプランと形にするのか、一人ずつ丁寧にエスキスを進めていました。細やかに一点一点確認をすることで着々と自分のスタイルを固めているようでした。

○感染拡大防止のために

・教室内では、常に換気を行う・マスクの着用・距離を取るなど配慮した上で授業しています。

・教室内に二酸化炭素濃度計を設置しています。数値が1,000ppm以上を超えると換気の悪い密閉空間であるとされています。本日は550ppm前後の数値を示しており、最大で621ppmであることを確認しました。

SA:手塚


関連記事