建築デザインスタジオ1

第13回 プレ発表

2022/07/12

SHARE

クリップボードに
コピーしました

担当:柳澤潤 准教授

非常勤講師:野上恵子(建築家)、高橋潤(建築家)

SA:手塚梨玖

2022年7月12日(火)「ハウジングデザインスタジオ」の第13回目の授業が行われました。本日はプレ発表日です。一人あたり発表時間が3分、講評時間が7分の計10分間で、主に図面を使って発表を行ってもらいました。

かなり前から図面を描き始めていた学生は、この一週間、着彩や3Dモデルからパースを書き出すといった、「表現」に時間を当てることが出来たようで、何を伝えたいのかがよく伝わってきました。一方で、基本的な図面の表現ができていない学生が多くいました。特に、線の太さや強弱が付けられていない図面は、先生方が構成や動線を理解するのに時間を要してしまいました。最終提出では、指摘されたことを修正するだけでなく、自分に合った表現を加え、正しく図面を書き上げましょう。

以下、先生方からの総評です。

高橋講師

・都市(伊勢佐木町)に住む、集まって住む、商業と共存する、といったこの課題特有の条件に対して、その意義、意味、自分の解釈などを明快にすること。

・自分の案を言葉だけでなく、デザイン意図に相応しい図面含む様々なビジュアルマテリアルで表現すること。

野上講師

・メインビジュアル、ダイアグラム、図面、模型だけで伝わるようにプレゼンをデザインして欲しい。

・長い文章よりも、わかりやすい図式とキーワード、正確な図面と注釈で伝えること。

柳澤准教授

・コンセプトボードの文字の大きさ、色、図式の表現など工夫を凝らして、よりわかりやすくすること。

・図面は線のメリハリをしっかりとつけること。

とのことでした。特に、「この時代のあたらしい暮らし方に対してどう応えているのか」を自分なりの表現で明快にすることが求められています。全体として、それぞれの思いや提案があり、真摯に課題に取り組むことが出来ていると評価していただきました。

次回でいよいよ最後です。ゲストクリティークに、納谷学さん(納谷建築設計事務所)にお越しいただいての最終講評会になります。時間の関係上、プレゼンを行うのは、当日提出された作品から先生方が選んだ十数人程度を予定しています。全員が口頭発表を行えるわけではないので、プレゼンボード、図面、模型に自分の伝えたいことを最大限詰め込んで、挑んで欲しいと思います。約4ヶ月間の成果を見られることを楽しみにしています。

○感染拡大防止のために

・教室内では、常に換気を行う・マスクの着用・距離を取るなど配慮した上で授業しています。

・教室内に二酸化炭素濃度計を設置しています。数値が1,000ppm以上を超えると換気の悪い密閉空間であるとされています。本日は560ppm前後の数値を示しており、最大で620ppmであることを確認しました。

SA:手塚


関連記事