7月2日、ドローイングワークショップの10回目の授業が行われました。
今回は、色のでき方、作り方、伝え方について学ぶため【色相】、【明度】、【彩度】についてご教授いただき、学びを深めました。
【色相】
色相を描く前に色鉛筆を用いて、色の配色を確認します。
配色を確認することができたら、各色が美しいグラデーションになるように彩色していきます。
原色となる色の配置は簡単ですが、混ぜ合わせた際の彩色に少し戸惑う学生がいましたが時間を掛けてきれいに彩色をしていました。
【明度・彩度】
続いて明度と彩度について彩色していきました。
明度については、第2回目の授業で行った「九段階の明度」で学んだ通り、色の明るさと暗さについて復習をしてもらいました。
彩度(色の鮮やかさ)について、色相環の中から明度の高い色、低い色を選んでもらい彩度を変化させ、彩色をしてもらいました。
彩度と明度の違いに苦しみ明度で描いてしまう学生や手が止まってしまう学生がいました。しかし、先生方・TAが一人一人に教え、理解をしてもらい完成してもらいました。
【色彩調和】
続いて、【色相】、【明度】、【彩度】を使い、「近い色相・遠い色相」、「近い明度・遠い明度」、「近い彩度・遠い彩度」等の例題に対し、ベース、アソート、アクセントカラーといった枠組みに色相環の中から色を選択し、彩色していく課題を行いました。
色相、明度、彩度の違いについて苦しんでいる学生が多くいたため、「色彩調和」の課題に困惑していました
色の塗り方や色の組み合わせ方、濃淡をつける場所など色が付いているからこそできる技法もあるため、しっかりと基礎を習得し、今後の設計課題や授業に活かしてほしいです。
TA 阿部