建築設計製図III (2年)

第11回 第二課題 中間発表

2025/06/27

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本日の授業では、第二課題の中間発表として、課題説明書で指定された中間発表の提出物を一斉に並べてスタートしました。各々の学生が制作した平面・断面・立面図と模型を机上に展開し、他の学生のアイデアや表現方法に触れる貴重な機会となりました。

先生方からの全体講評では、多くの学生が図面の表現技術は高いレベルにあると評価された一方、建物の断面計画、つまり空間の垂直方向の繋がりや構成に対する考察が浅いという指摘がありました。特に、日常的に馴染みのない施設だからこそ、実際にそこを利用する人々の視点に立ったリアリティのある空間設計が求められます。そして、コンセプトである「形」が三次元で見えてきて、より具体的な「建築」としての解像度を上げていくことが次のステップであるとのお話でした。

全体講評の後は、個別の進捗に合わせたエスキスへと移行しました。まだ設計の方向性に迷いがある学生は、複数の先生から多角的なアドバイスを求める姿が見受けられたのに対し、既に方針が明確な学生は、ディテールを詰めたりプランをより洗練させたりと、それぞれが自身の課題に集中して取り組んでいました。

来週はいよいよ最終のエスキスとなります。この一週間で設計を具体的なレベルまで落とし込み、スムーズに模型制作へと移行できるかが鍵になります。まさに今が頑張り時です。次は模型提出前最後のエスキスです。この一週間気合を入れて取り組みましょう。


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