2025年7月22日(火)、まちづくりデザインスタジオ1の第14回目の授業が行われました。
今回は半期かけて仕上げてきた作品の最終発表会となります。提出物はブックレットとA1サイズのプレゼンボード1枚と模型です。
今回のプレゼンでは、台本を見ずに、プレゼンボードを活用して発表することが求められました。
以下にバーティカルレビューに選出された作品を紹介します。
■加藤嗣悠さん〈STAYtion〉
金沢八景駅の広場の分断と停滞に着目し、地形を活かして人々の滞在を促す多層的な空間を設計しました。上部の流動と下部の滞留を分けることで、都市の通過点に豊かな時間と居場所創出しています。


■髙田優さん〈cross communication〉
交差するスロープが生む立体的な広場が視点と動線を交差させ、偶発的な交流を促す公共空間を提案しました。誰もが自由に関われるまちの接点としての建築な可能性を示しています。


■尾上智規さん〈活きる路地〉
路地空間に着目し、既存の道と住環境の関係を再編する計画です。複数の建築群を点在させることで、道が再び人と活動をつなぐ場として機能しています。地形との調和を目指す考え方が印象的でした。


先生方からは、以下のような総評をいただきました。
ヤップ先生からは、「作品全体がまとまってきてはいるが、改善できるところはまだまだある。ポートフォリオを夏休み期間に仕上げてほしい」というお話がありました。
石飛先生からは、「最終成果物は、みなさんの個性が豊かに表れている。しかし、プレゼンの解像度や提案に対する説明が不足している。案のおもしろさをボードに反映させるため、整理し伝える方法を考えてほしい」という助言がありました。
若林先生からは、「Step1からStep3までの過程において、一生懸命取り組めたかどうかが結果に現れている。夏休み期間に積極的に取り組むことで、今後の設計力が大きく変わるだろう。設計を続けたい人は、学外コンペに参加し、同年代のレベルを知ることが重要」というお話がありました。
みなさん半期おつかれさまでした。
夏休みはブラッシュアップできるよい機会ですので、是非取り組んでみてください。
SA:倉科