すまいデザインスタジオ1 (3年)

第10回 中間発表

2025/06/24

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担当教員:粕谷淳司、小形徹、三浦秀彦

 

本日は、すまいデザインスタジオ1、第10回目、設計の中間発表を行いました。

学生の発表2分で、設計について説明してもらい、分析と展開からのつながりは質疑応答の中で確認していきました。

発表の様子です。

先週から比較して、どの学生も大きく成長していました。少しずつ物量も増えてきていると思います。発表の中で多かったのは、素材についてでした。素材のもつ厚み、触った感じ、見え方についても、これからもっと深めていきましょう。

発表の最後には、先生方からの総評と学生たちからも一人一言ずつ感想や難しかったこと・疑問点などを話してもらいました。

・学生たちからは、これまでやって来た設計とは全然違うため、「ちいさな空間」、分析と展開から建築へとつなげていく過程が難しい、けど面白い

・連鎖させていくことをやってこなかった分、悩んで、自分はできてないと思っていたけど、みんなも悩んでいることが分かった

・同じ「ちいさな空間」を作っても人によって全く異なるものができていて面白い

・ドローイング・モデリングでやったことを建築にするのではなく、感じたこと・感覚を建築で表現するのが難しい

・ドローイングやモデリングも最初は意味があるのかと思っていたけど、振り返るとそこにアイディアがたくさん転がっている、普段の何気ない物を視点を変えてみることも大切だと思った

・ここまで抽象的だったけど、中間でこれまでのなんか良いを形にできたかも

・自由な課題で、学生によっても先生方によっても解釈がちがう。最終に向けて課題に向き合いたい

など様々な意見を聞くことができました。

3人の先生方からの総評で共通していたことは、「何を判断基準にするか」、その基準は誰かが決めたりなんとなくできたりしたものではなく、自分の中に持っていてほしいということでした。自分の中にある基準は、これまでの過程、迷ったことも悩んだこともすべて踏まえた上で出来上がるものであること。

このスタジオではその癖をつけること、また一番基礎的なトレーニングを行っていると仰っていました。また設計、図面を描くプロとして、どこまでも現実的に考えること。最終発表でも1/30の縮尺が求められているため、素材の持つ太さ、どのくらいあれば支えられるか、手触りはどうかなどをじっくり考えてほしいとのことでした。

来週も続けて、エスキスチェックを行います。

来週もさらに発展させてくること、また、図面も持参してください。発展させていく中で、階段について蔑ろになっている学生が多かったので、必ず階段についても考えるようにとのことでした。

引き続き、頑張ってください。

TA:小原 久奈


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