担当教員:柳澤潤
非常勤講師:矢野泰司、神永侑子
助手:村山徹 +TA 高橋葵衣(M2)
2025年6月24日(火)3,4限(13:15-16:50)
建築デザインスタジオⅠでは、二回目の中間発表が行われました。


二グループの発表内容を紹介します。
B班

弘明寺商店街をまたぐように、大きな円を描く建物を計画しています。商店街が形作る一つの強い流れを変え、新たな空間体験や人の動きを生み出し、暮らしと小さな商店が重なっていくことを目指しています。先生方からは「表の動線と裏の動線が明確に分かれているが、それらが交わるような、より自由な動線計画にしても面白いのではないか」「用途や居方を想像していくと、今は四角い形で計画されているボリュームが崩れてきて、面白い形になってくると思う」とのフィードバックがありました。
D班

弘明寺は子どもから高齢者まで幅広い年代層が暮らしているものの世代間の交流があまり見られません。そこで、多世代が利用できる建物を計画し、新たなコミュニティの形成を目指す計画です。地域の人々が情熱を持ち寄り、教え合いながら新たなつながりを生む場を「パッションポート」と名付け、一階に大きなフリースペース、二階に居室を設けるプランになっています。先生方からは「一層目の大空間には可能性を感じるが、細かく設定した活動がプランによって打ち消されてしまっているのではないか」「建物と街とのグラデーションの変化が重要」「街への建ち方や抜け方、見え方を考えるとさらに楽しい想像ができそう」との意見がありました。
全体を通して、計画が街と溶け合っていないことを指摘されるグループが多かった印象を受けました。住宅をどのように街と関係させていくのか、住み方と街との関わり方を軸にスタディを進めていきましょう!
TA:髙橋