担当教員:柳澤潤
非常勤講師:矢野泰司、神永侑子
助手:村山徹 +TA 高橋葵衣(M2)
2025年6月17日(火)3,4限(13:15-16:50)
建築デザインスタジオⅠでは、設計課題のエスキスが行われました。


ボリュームの配置から全体を構想してみる、緑との関係を考慮しながら外部空間を主軸に構成してみる、身近にあるさまざまな材料を使って素材と空間の関係を探ってみる、といった三つのアプローチでスタディを進めているグループがありました。興味深いカタチがたくさん机に並べられ、空間構成や周辺環境との関係性について議論が交わされていました。
エスキス中には先生から次のようなフィードバックがありました。「“ここに住む”という行為が含まれていることが今回の重要なポイント。空間を連続させるのか、隔てるのか。建築的なアイデアを通じて、住居と地域がどのように溶け合っていくのかを見てみたい。たくさん手を動かして生まれた形から、自分たちは何をしようとしているのか、どんな面白いことが起きているのかを話し合っていくことが必要。」
「住むということが、どんな面白さを生むのか」この問いが、エスキス内で多くのグループに投げかけられていました。設定したプログラムと「住むこと」がどのように結びついているのか、どのような公共性が生まれるのか、また、それが街にどんな影響を与えるのか。ただ住むだけではなく、住民と地域の新たな関係性を提案してほしいと思います。
来週は、二回目の中間発表です。これまでのスタディから導かれた具体的なかたちを示しながら、自分たちのコンセプトをしっかりと伝えられるよう、準備を進めていきましょう!
TA:髙橋