建築デザインスタジオ1 (3年)

第8回 設計課題 エスキス

2025/06/10

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担当教員:柳澤潤

非常勤講師:矢野泰司、神永侑子

助手:村山徹  +TA 高橋葵衣(M2)

2025年6月10日(火)3,4限(13:15-16:50)

今週は、設計課題に対するエスキスが行われました。多くの班が模型を用いたスタディに取り組み始めており、新たなプログラムをどのように弘明寺のまちに溶け込ませるか、検討を進めています。

ある班では、散策中に小道に誘われて迂回したという体験から、「抜け道」をテーマに設計を行っています。建築のカタチと道の関係性を繰り返しスタディする中で、先生からは「弘明寺でのその体験を建築言語に落とし込むことで形が見えてくるのでは」とのフィードバックがありました。

また、小規模な建築を点在させるフォリー的なアプローチを取る班は、それぞれの敷地の使われ方を設定しながら既存の距離感覚を再構成を試みています。先生からは「敷地単体で考えるのではなく、外周の道や文化的背景との関係性にも目を向けてほしい」とフィードバックがありました。

エスキスの中で、「なぜそう感じたのか」「なぜ良いと感じたのか」といった体験の言語化を求められる場面が多くみられました。感覚の根拠を具体的な観察に基づいて整理し、設計につなげることが重要です。リサーチを振り返ったり、直感を模型やドローイングで可視化してみたりと、いろんな方向を行ったり来たりしながらスタディを重ねていきましょう。

TA 髙橋


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