担当教員:柳澤潤
非常勤講師:矢野泰司、神永侑子
助手:村山徹 +TA 高橋葵衣(M2)
2025年6月3日(火)3,4限(13:15-16:50)
建築デザインスタジオⅠでは、設計課題の中間発表が行われました。
弘明寺のリサーチを通じて得られた発見や学生独自の視点をもとに、どのようなプログラムを計画しどのような街の姿を目指すのかについて、各班が発表を行いました。


二つの班の発表内容を紹介します。



弘明寺にある特別支援学校や福祉団体、地域で行われているアートイベントに注目し、健常者と障がい者が共に暮らすことができるプログラムを堤案しています。両者の間で無意識に生まれる心の境界線を無くし、共生の場をつくることを目指しています。



△E班
道と道を繋ぐ接点となる場所にフォリーを複数配置する計画です。日常生活の中で予期しない行動や出会いが生まれるような空間をつくることを目指しています。
授業の終わりに先生方から以下のような講評がありました。
・「敷地を丁寧に選定することは大切だが、今はそこまで神経質にならず、むしろ選定した敷地の周辺環境を読み解くことの方が大切。人の動きや風の通りはどうだろうか、どこに光が落ちているのか、自分たちの実直な感覚を頼りに、環境要素を洗い出していってほしい。」
・「どうやって人が集まるのか、そしてどのように街に開いていくのか、この二点が重要になってくる。グループ内で議論を重ねて解を見つけていってほしい。」
中間発表を終え、いよいよカタチを具体化する段階に入っていきます。「リサーチから設計へはジャンプが必要」とこのスタジオの初回で先生からレクチャーもありましたが、リサーチ内容そのものから直接カタチは生まれません。リサーチで発見した設計のヒントを手掛かりに、たくさん手を動かしてカタチへ落とし込んでいきましょう!
TA:髙橋