すまいデザインスタジオ1 (3年)

第7回 分析と展開 発表

2025/06/03

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担当教員:粕谷淳司、小形徹、三浦秀彦

 

本日は、すまいデザインスタジオ1、第7回目の授業を行いました。7回目は、分析と展開の発表を行いました。発表3分、質疑3分で発表を行いました。

発表の様子です。

それぞれの「ちいさな空間」から始まり、分析と展開で作成したドキュメンテーション、ドローイング、コラージュ、モデリングが机・壁に並べられました。壁の一面に、二人の学生の作品を掲示してもらいました。掲示の仕方は各々異なりましたが、中には、「ちいさな空間」で同じチームだった仲間同士が、入り組むように作品を並べたり掲示したりしていました。

また、学生が、発表中に何気なく使っていた言葉も興味深かったです。本人が思い描いている言葉の意味と受け取る側が想像する言葉の意味との違いにも触れていました。

発表の後は、1階の教室に移動し、設計についての説明を聞きました。

設計課題のテーマは、『環境に働きかける家』です。敷地は湘南国際村です。

課題の説明文を引用します。

『自分自身が「すまう」こと(他の誰かと、あるいは他の何かと共に、でもよい)を考え、そのための家の計画と設計を通して、あなた自身の「すまう」ことを表明してください。この課題の背景には、次のような仮説があります。

「すまう」とは〈想う→働きかける→観察する→そしてまた想う〉という繰り返しの過程=連鎖するプロセスを生きることであり、これは同時に「環境に働きかける」行為なのではないか。

この仮説を、今回設計する家で起こり得る具体的なものごとを通して検証してください。

「ちいさな空間」の制作および「分析と展開」での作業を通して各自が経験した「連鎖する過程」やそこで得た方法について、それらを暮らし方や空間構造や構成部位やそれらの相互関係へと具体的に変換・発展させ、さらに特徴的に徹底させた家の設計を求めます。』

説明の後、それぞれがここをどう解釈するかが大切である。「環境」は周りにある何でもいい。密度を濃く、テクスチャーまで考えた、大きく周りの世界や環境をとらえた設計を目指してくださいとのことでした。また、敷地も来週までに見に行くようにして下さい。

設計も迷うことが多いと思いますが、楽しんでください。

TA:小原久奈


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