建築設計製図I (1年)

第7回  住吉の長屋3 短手断面図及び立面図図面模写

2025/05/29

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2025年5月29日(木)「建築設計製図Ⅰ」第7回目の講義が行われました。

今回の課題では、安藤忠雄さんの代表作品である「住吉の長屋」の短手方向の断面図と立面図の作図を行いました。

 作図に関する説明の際、立面図に表現されている小さな円についての解説もありました。コンクリート打ち放しというスタイルや、構造や施工についての説明でした。図面には本当にたくさんの情報が含まれていることを実感できたと思います。

作業の手順を簡単に記しておきます。断面図は①基準線→②壁、床スラブ、基礎→③サッシ、床、天井、地面→④見えがかり線、RC記号等→⑤文字、寸法、枠、キープラン。立面図は①補助線→②建物の輪郭→③開口部、窓、地面→④目地、Pコン→⑤文字、枠。

先生方から総評がありました。

・課題として行っている図面トレースはただトレースをしているだけではいけません。この設計者はどういう意図で、設計したのかなどを考えながらトレースすることが大切です。

・図面の評価基準は、主に3つあります。線の描き分け、正確性、丁寧さです。それぞれ、太線・中線・補助線の強弱、書き込まれた図面の要素が伝わるか、文字や線が曲がっていないかを意識して作図しましょう。

作図作業の後、続いて立体ドリルの解説とまいにちスケッチの講評がありました。

立体ドリルでは、空間を把握する練習を行います。ドリルに記載されている立面からどのような形になっているかをイメージして作図を行います。また、まいにちスケッチでは、ただ対象物を描くだけでなく、どこの寸法をいれたらいいか、また、どのように描けば、その対象物の良さが伝わるかを考えながら取り組みましょう。

来週6/5は模型の提出日です。模型は持ち運ぶときに壊れないように専用の箱を自作し、持ってきてください。

TA:石渡


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