建築設計製図I (1年)

第5回 住吉の長屋1 1階平面図模写

2025/05/15

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2025年5月15日(木)「建築設計製図Ⅰ」第5回の授業が行われました。

先週までは線や記号、など基礎的なことを学びましたが。その知識を踏まえて、今週から実際の建築物の図面を模写製図する練習が始まりました。これまで学習した基礎的な内容を用いて、図面への理解を深めます。図面を作成するにあたって、その建物がどのように建っているか想像しながら描くことも重要です。次に授業内課題である「住吉の長屋 1階平面図模写」の内容と説明がありました。平面図のきほんのきとして「切り口」は太く書くようになどの指導があり、図面の共通認識を深め作業開始にあたり、平面作業手順が示されました。

それによると、基準線10分→壁30分→窓(階段、扉)30分→文字(図面内容を説明する文字)30分→家具20分の6段階の目安が示されました。尚、今回、家具と床の目地は時間が余った人のみ描く要素として指定されました。決められた時間の中で図面を丁寧に書くことを大切にして製図作業をするようにという注意がありました。

作業の手順を簡単に記しておきます。

(1)レイアウトを決め、補助線で描く。(2)作図範囲の枠を太線の実線で描く。(3)ごく細い弱い実線で基準線の下描きをする。(4)細い一点鎖線で基準線を仕上げます。(5)ごく細い実線で柱、壁の位置を決め、下描きをする。(6)太い実線で壁を仕上げる。(7)ごく細い実線で階段の下描きを作図する。(8)細い実線で階段を仕上げる。(9)細い実線で寸法線を引く。(10)寸法を記入する。(11)方位、室名、図面名称などを描く。

作業時間の終了後、「立体ドリル」の提出についての説明と模型作成についての説明がありました。

模型の説明では、曲げ壁面、階段の作り方、角材のカットと組み立て方、そして、色の付け方について説明がありました。模型の土台は、反り防止のために両面に着色するようにとの指示やカミネコなど直角に切るための道具の説明があり、模型をきれいに作るためのアドバイスをいただきました。初めての模型製作であるため、想像以上に時間がかかると思います。そのため、自分でしっかりとスケジュールの管理をし、提出に間に合うように模型を作成してください。わからないがある生徒は、早めに先生や先輩に聞きましょう。

次週の授業では、「立体ドリル」課題とまいにちスケッチの提出があります。また、授業内課題である「住吉の長屋 1階平面図模写」が終わらなかった学生は、それと共に次回の授業、13:05までに提出してください。

TA:石渡、宮下、池崎


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