6月17日は8回目の建築環境・設備実験(換気の実験)が行われました。
はじめに、建物における換気の役割や必要性、換気を行うことでの利点・不利点、換気設計時の室内濃度の関わりなどを各自で調査するようにとの指示がありました。
「換気の実験」では2週に渡って実験を行います。1週目の授業では「検知管を用いた濃度測定」を行い、2つの測定機器を用いて大学構内の濃度測定を行いました。

測定によって定められた数値を建築物衛生法で定められている濃度基準と比較し、普段生活している大学構内の濃度状況を知り、生活環境における濃度への理解を深めていきます。
はじめに、日常生活で発生する汚染物質や許容濃度値、設備設計や建物管理と室内濃度の関係などを学びます。その後、測定機器の使用方法について説明を受け、測定をしていきます。


測定対象はCO2(二酸化炭素)、CO(一酸化炭素)、O2(酸素)、O3(オゾン)、HCHO(ホルムアルデヒド)、粉塵の6種類で、検知管式気体測定器、光散乱式デジタル粉塵計を使用し、2グループに分かれて測定を行いました。


測定した場所の選定理由や濃度の実測値、濃度基準値との比較・考察を通してレポートにまとめます。
次回は「呼気中のCO2を用いた換気量測定(炭酸ガス法)」を行っていきます。
TA 北村