2025年6月17日(火)、まちづくりデザインスタジオ1の第9回目の授業が行われました。
初めに、若林先生からレクチャーをしていただきました。ご自身の設計事務所における実践的なプロジェクトとして、段階的に減築・新築・店舗移転・改修を行った「新横浜食料品センター」や、旧郵便局舎を地域の人々が自由に挑戦できる“未知への窓口”として再生した「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-」などをご紹介いただきました。それぞれの事例を通して、「まちづくり」とは何かについて深く考える機会となりました。
なお、「新横浜食料品センター」については、6月29日(土)に内覧会が予定されております。実際に現地を訪れ、空間の変化や地域との関わりを体感してみるのも良いかもしれません。
授業後半には、各グループに分かれてデザインエスキスの作業を進めました。
前回のプログラミング発表会で提出したプレゼンボードをもとに検討を重ねている学生が多く見受けられました。検討が進むにつれ、模型のサイズも大きくなり、色彩や素材も多様なものが見受けられました。
エスキスを行うにあたっては、縮尺入りの図面やスケッチ、模型、白地図などのツールが重要となってきます。また、設計対象敷地のみならず、その周辺環境を含めた模型を制作することで、より広い視点から設計の可能性を捉えることができるでしょう。
次回も引き続き、デザインエスキスが行われます。
最終提出物から逆算しながら、レイアウトの構成や模型制作を着実に進め、自らの設計意図を明確にしていきましょう。
SA:倉科