担当教員:柳澤潤/非常勤講師:酒谷粋将・村松基安/TA:佐藤結(M2)
2025.5.16(金)「デザインスタジオ1」の第5回目の授業が行われました。
今週は中間発表として、各グループの提案内容を発表してもらいました。グループごとの発表内容を紹介します。
- グループ1:窪田さん、西澤さん、渡部さん
大学の柵の強烈な印象に疑問を持ち、「共開線」をテーマに境界に着目した提案をしました。既存の柵や花壇といった境界を構成している要素を操作し、柵がつくる曖昧な空間が広がることで地域の人にも大学を開いていきます。分断する柵をつなげるためのきっかけになります。


- グループ2:荒井さん、伊藤さん、高里さん、後藤さん
大学内に新たなつながりをつくる脈を巡らせることをコンセプトに、大学内全体に屋根を波のようにかけていき学生の行動範囲を増やことで学生同士や地域の人の交流を促す提案をしました。


- グループ3:宇佐神さん、高橋さん、宮下さん
「スティッキーキャンパス」をテーマに、段差や植栽のデザインによって滞在場所になっているのではないかと考え、前回のパンチングをもとに大学内の中のおもしろさとファニチャーを結び付けて特徴的な広場を提案しました。中庭をメインに大学内全体にパンチングやパイプを用いて活動空間や建物間の関連をつくっていきます。


先生方の総評として、もう少しリアリティのある設計を心がけること、シミュレーションをして疑問にもつことで新たな問題にも気付けるのでネガティブな面を掘り下げていくことが大切だというご意見を頂きました。
スケールが大きい計画になると平面図を上から見下ろした計画に夢中になり、アイレベルで計画する空間を捉えることを忘れがちになってしまいます。平面図でキャンパス全体を捉えることも大事ですが、模型や3Dを活用し、アイレベルを意識しながら計画していきましょう。