担当教員:柳澤潤
非常勤講師:矢野泰司、神永侑子
助手:村山徹 +TA 高橋葵衣(M2)
2025年5月20日(火)3,4限(13:15-16:50)
建築デザインスタジオⅠでは、今週から設計フェーズに入ります。


本日は先週まで行っていた弘明寺のリサーチ内容を振り返りながら、敷地や設計イメージの共有をメインにエスキスが行われました。
先生からは、「調べたこと全てを盛り込もうとするとうまくいかない。皆のためにという考えは難しい」というフィードバックが聞かれました。シェアタウンという課題であるため、さまざまな要素を盛り込み、多くの人が関わることができるプログラムをイメージしがちですが、ある一点を特定のターゲットめがけてのささやかな提案が巡り巡って街全体に多様な関係性をつくっていく、というように考えることもできます。何を「シェア」するのか、「シェアタウン」をどのように捉えるかが鍵になってきそうです。
また、プログラムの組み込み方についても、「何もないところに新しいものを設計し関係性のつくるのはやや強制的。すでに暮らしと関係しているところに挿入してみてもおもしろいのでは」とアドバイスをいただきました。前回のリサーチ最終発表で「暴力的なストーリー」と先生方から講評がありましたが、それと共通しているように感じます。どこにどのような形で設計を行うと効果的か、街にある資源は何かという視点を持ちながら敷地選定を行いましょう。


エスキスが終了した班は、先生方からのフィードバックを受け、グループ内で議論を続けていました。
今回の課題では、設計もグループで行います。どれだけ議論を重ねることができるかが重要になってくるので、自分の考えを持ちながら積極的に対話していきましょう!
(TA 髙橋)