5月20日に、第5回目の「建築環境・設備実験」の授業が行われました。
今週は、前回に引き続きテーマ4「照明環境の実験」の光源の演色性評価の様子を報告します。
この実験では、自然光と人工照明2種類の元で見える色がどのように変化するかを量的に把握し、光源の特性を評価します。
実験の前に行われた講義では、色の三属性(色相、明度、彩度)と、物体色の見え方の仕組みについて解説がありました。実験では、自然光下で5色の試料(色紙)の色と標準色標を比較して見えた色の色相、明度、彩度を評価しました。


人工光による色の評価では、ボックス型の照明装置の中に色紙を置いて標準色標と比較しました。3種類の光源下で評価された色紙の色相、明度、彩度のマンセル値を学生が集計し、RGB値に変換して光源によってどのような違いが見られるのかを分析しました。


この実験を通して得られた光源と色の見え方の違いから、光源や物体の分光特性について理解が深まったのではないでしょうか。
次回はテーマ1「電力設備(幹線)の実験」です。
SA 中山