2024年4月24日(木)「建築設計製図Ⅰ」の3回目の授業が行われました。
はじめに、作図の際にこれからずっと使用する三角スケールのレクチャーがありました。実際の5-503製図室の断面図の中の指定された場所を三角スケールで測る練習をしたのち、プリントにスケール別の長方形を描きました。最初は苦戦している学生もいました。何度も扱うことで慣れて行くので頑張りましょう!


授業内課題「線の練習2」では、縮尺1/2の作図を行いました。縮尺1/2で描くためには、三角スケールの使用が必須です。
課題では三角スケールの「1/200」の辺を使い作図をしていくのですが、初めて三角スケールを使う学生の中には、三角スケールの細かいメモリや一定の間隔で線を引くことに苦戦している人も多くいました。一方2回目の作図ということで、順調に書き進められている学生も多く、近所の人と助けあいながら取り組んでいる様子も見られました。この課題では、三角スケールを正しく使うだけでなく、定規やシャープペンシルの正しい使い方、能率的な描き順、正確な寸法のとり方、線の描き分け、末端における線の納まり、線ムラの防止、図面の汚れぼうしなど、沢山の諸点に意識をすることも大切です。

正確な図面を描くには、配布された課題の縮尺や寸法、作図の手順をよく理解することが大切です。そして、太線は濃く、はっきり描くなどして線の描き分けを意識することで、より綺麗で見やすい図面を描くことができます。手描きで図面を綺麗に正確に描けるようになれば、CADでも綺麗な図面を描けるようになります。描く際の力加減や道具の使い方は慣れるまで難しいですが、少しずつ慣れるように頑張りましょう!
作業終了後に、次回の授業で使用する模型課題の説明と模型道具のレクチャーがありました。5㎜×5㎜の角材と厚さ3㎜のスチレンボードを使いサイコロ型の模型を作成します。
模型を作るにあたり、30度のカッター、スコヤ(直角定規)、ステンレス定規(300㎜)、スチレンボンド乃至木工用ボンド、カッターマット(A3)が必要です。適宜、カッターで切りにくい場合はノコギリを使ったり、断面を綺麗にするために「やすり」を使ったり(見栄えが良くなるだけでなく、接着面も安定します)、作業がしやすいように小さめのスコイヤーやステンレス定規を使うのもおすすめです。道具や材料は購買や世界堂で揃うので早めに準備し、次回は作成したサイコロの模型を持参してください。
