1月25日、第14回モデリングワークショップの演習が行われました。
まず、前回までの課題「一戸建ての住宅」の作品を一つの机に展示し、学生それぞれの作品を全員で見廻りながら、馬場先生による総評をいただきました。
綺麗に作り上げられ、同じ条件の設計でも、一つとして同じ住宅はなくそれぞれの個性がしっかりとあらわれ、どの作品も興味が惹かれるものでした。
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一方、芝生などに使用している材料や色合いが模型に馴染んでいませんでした。せっかく素敵な住宅模型ができても、模型を配置する土台(外構)のデザインができてないと、プレゼーテーション模型として見栄えの悪い作品になってしまいます。今回気になった芝生に関しては、本体模型をより魅力的にみせるために、色合いをパステル系などもう少し薄めのものにするのもいいかもしれません。
外構の色やデザインは、見せるべき本体模型をより魅力的に見せるうえでとても重要な部分になります。今後、模型をつくっていくなかでしっかりと意識し、色合いについて研究を行い、よりよい模型づくりにつなげていきましょう。
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恒例の建築展でも今回モデリングワークショップの演習の中で制作された住宅模型を展示します。今回の最初の作業は今までの学生の作品を掲載した半年間の作品集「ブックレット」。SAが事前に作成したモデリングワークショップのポートフォリオを製本しました。ポートフォリオを振り返ると、初めに比べての自分たちの成長がわかると思います。
次にこの住宅模型を梱包するための箱をつくるという課題でした。今後、様々な設計を行い、模型を作っていき、その作品を残していくために梱包箱をつくる機会は多くあると思います。しっかりと作り方を覚え、安全に模型が収納できる梱包箱になるように丁寧につくっていきましょう。
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モデリングワークショップの演習は今回で最後になりますが、演習の中で学び、気づいたことを忘れずに今後の設計課題でつくる模型につなげていきましょう。
約5ヵ月間お疲れさまでした!
SA宮島