【担当】黒田泰介、兼広彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也
2025年01月21日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第14回目の授業が行われました。今回は、カトリック小田原教会の周辺に学生たちが提案するコミュニティ施設の設計提案の最終提出と講評会が行われました。
授業前半は、第一課題の実測調査の図面のエスキスが行われました。少し修正箇所があった学生もいましたが、ほとんどの学生が実測調査の図面を完成させていました。
実測調査の図面の確認が終わったら、学生たちは持参したコンセプトシートや図面、模型を使って、自分の設計案についてプレゼンしていきました。前回の中間発表と同様、学生達は発表3分、質疑応答3分の計6分で行われました。
秋学期バーティカルレビューおよび建築展展示の発表者は、以下の2名が選ばれました。
222N1056 黒石 凜太朗「ODAWARA RAKE ~教会に見守れながら~」
222N1142 大野 美羽 「屋根の下で混ざり合う」
学生たちの発表後に、各先生方から総評をいただきました。
戸田先生: プレゼンのレイアウトで図面を並べているだけで、プレゼン時も図面や模型を使った説明が無かったので、設計案で何を伝えたいのか分かりにくい学生が多数いた。プレゼンには自分が伝えたいことを考えて、コンセプト内で配置していってほしい。
兼広先生:実践的な図面を描く事は貴重であり、建物も大規模だったので実測調査も大変だったと思う。しかし、この調査は実際の記録として活かせるので、教会側の助けになっている。学生たちの設計案は、考え方が多種多様であった。今後の設計での組み立て方のシミュレーションになったと思う。
半年間、お疲れさまでした。カトリック小田原教会の実測調査から実測調査の図面作成、現地の小田原での街歩き、卒業設計に近い形となる自由な敷地選定、敷地模型の作成、設計案の作成およびプレゼンと、今後の設計を考えるうえで、大変だったと思いますが貴重な経験であった事かと思います。
4年生に上がると、各研究室に配属され4年間の集大成となる卒業論文もしくは卒業設計を、1年間という期間で、自分で考え設定し、制作する事となります。その中で今回の体験を活かして、ぜひ他者に影響を与えるような作品を制作してください。
改めて、半年間お疲れ様でした。今後も頑張ってください。
TA:小嶋