【担当】黒田泰介、李祥準、中津秀之、日置和宣、大沼徹、古川達也、佐野友美、加藤隼輝 、新明加奈子、中村円香、ヤップ・ミンウェイ、魏 誠浩
TA・SA:小原久奈、後藤孝太朗
2024年12月5日(木)に建築設計製図Ⅱの第9回目の授業が行われました。今回は第2課題「野島公園のチャペル」の第1回目エスキスが行われました。
はじめに黒田先生から今日の授業内容の説明がありました。そのあと中津先生からは、ランドスケープ(風景)のショートレクチャーをしていただきました。礼拝堂と公園の空間を考えるとき、ランドスケープのデザインは重要なものとなります。レクチャーでは、ランドスケープと建築を考えるプロセスや考え方は異なるものではないこと、また「暮らし方」を大事にし、街の様子や空間がなぜそうできているのか感じること、たくさんの建築に触れて感覚を磨いていくことなどを話してくださいました。
今回から事例研究のスケッチ課題も再開しました。班ごとに出題された課題に対して、学生たちもこれまでより大きく成長している姿も見られます。
第2課題から担当の先生が代わり、新しい雰囲気の中でエスキス(設計課題の個人指導)が進められました。
先々週までと比べて、教室で過ごす学生の様子も変わりました。これまでは集中して図面を描いていましたが、今回からはそれぞれが自分の設計を進めつつ、友達や先生方と会話をしながらエスキスの時間を充実させていました。各班、出されたスケッチ課題、スタディ模型、設計案などモノを持ってきている学生も多く、賑わいがあります。空き時間にも手を動かしている学生もいました。
エスキスの進め方は各班でスタイルが異なります。学生2〜4人に対して先生2人でエスキスをしていたり、先生が机で作業中の学生を見てまわったり、様々です。学生は必ず2人の先生からエスキスを受けることになります。自分の作品について異なる意見に触れる難しさもありますが、素直に耳を傾けつつ各自自分の設計を進めていきましょう。
また同じ課題を進める友人の作品を見ることは、自分の中に今までなかった考えやアイディアに触れ、さらに各自の設計を進めるよい刺激になると思います。初めての設計で、分からないこともたくさんあると思いますが、ぜひ積極的に先生や友達と話して進めていきましょう。
来週は、今回のエスキスやショートレクチャーなど踏まえて、ブラッシュアップしたエスキス模型、断面図、配置図、スケッチ課題を持ってきてください。自分のアイディアが少しずつ進歩されていく過程も楽しんでほしいと思います。
TA:後藤孝太郎、小原久奈