ランドスケープ・デザインワークショップ

第6回 「場」のデザイン

2024/11/12

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【日時】2024年11月12日(火)4〜5講時[15:10-18:40]
【教室】5号館503製図室
【担当】中津秀之 准教授、野田亜木子 講師、TA:荻尾明日海(M1、粕谷研)

「ランドスケープデザイン・ワークショップ」第6回目の授業です。
本日は授業の最初に少し前回の作業の続きをしたあと、先生方から「場」のデザインについてのレクチャーがあり、水景や照明、ファーニチャーといった要素についての説明をしていただきました。雨が降った日と晴れている日、太陽が出ている時間帯と太陽が沈んだ後など、天候や時間の変化といった自然的なものによって、その場の印象が変化するデザインは非常に興味深いものでした。また、少しの段差があるだけでも、その高さや幅を工夫することで、そこに座ったり、寝そべったり、テーブルになったりなど、様々な人の行動を生み出すことができることも印象的でした。
本日、学んだ要素はこれまでに学んできた、たくさんのランドスケープデザインの要素とつながる部分も多く存在するはずです。学生それぞれの模型に素敵なアイデアがプラスされることを期待したいです。

その後は、学生は自分の作業を黙々と進めていました。デザインを進める中で、次回の授業までに、茶室の入り口はどこか、窓の位置はどこかなど、茶室の平面図を考え、茶室の模型を作り直すようにと話がありました。茶室の中から見える景色や、そこまでのアプローチ方法など、建物の計画を進めることで新たに見えてくるものがあるかもしれません。

授業の最後には、学生たちが一人ずつ作品の発表を行いました。同じ模型材料を使っていても全く違う考え方でデザインしていることが分かり、話を聞いていてとても面白かったです。先生方から、向き一つひとつに意味があると話がありました。デザインをする上でその場所で何が見えるかが大切であり、見る方向をコントロールすることもできるという話はとても重要です。常に模型に視線を合わせ、検討していきましょう。

前半課題もそろそろ終わりに近づいてきました。体調に気を付けて頑張っていきましょう!

TA:荻尾明日海


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