担当:古賀、大島、津野
第4回コンセプト提案発表会
2024年10月24日(木)住宅設計スタジオ、第4回の授業が行われました。
初めに、津野先生の紹介レクチャーが行われました。
学生時代に行ってきた研究が、基盤となり今でも仕事として設計をされているといことです。紹介された建築の事例でも、階段で座れる空間や、歩きながら空間を体験するといったような、アフォーダンス、シークエンスを意識したデザインを見せていただきました。これらは、集合住宅だけに関わらず、建築においてとても必要なことです。
今回の授業は、これまでに作成した「事例かるた」とそれを分析した結果からコンセプトメイキングをし、さらに対象敷地のリサーチから得られた結果を発表しました。
「事例かるた」や敷地リサーチからいろいろなキーワードがあげられ、それをもとにコンセプトメイキングが行われましたが、言葉の定義があいまいな人が多い印象でした。例えば、コミュニティという言葉においても、世間一般のイメージがあると思いますが、そのコミュニティとは何が違うのか自分の中でのイメージで終わらせるのではなく、しっかりと定義づける必要があります。その表現の一つとして、ダイアグラムがあります。
最後に、先生方から総評がありました。
次回からは、住戸プランのスケールから設計に入っていきます。初めは、1/50のスケールから考えていくと思いますが、1/30で作ったときに自分の考えていた空間と異なっていく場合があります。「スケールの往復」をしながら、設計を行っていくことが必要です。また、コンセプトにおいてもエスキスをしていくうえで、考えが止まってしまったときは、事例かるたに戻り、課題文で出題されたキーワードについて再度考えながら設計をしていく必要があります。
TA:石渡