担当:古賀、大島、津野
第2回事例かるた講評会
2024年10月10日(木)住宅設計スタジオ、第2回の授業が行われました。
今回は先週の課題で出された、かるたの発表・講評会です。各自が制作した6種類のかるたを机の上に並べ、順番に発表していきました。その際、他の人のかるたを一つ選んでなぜ選んだのか、感想や意見を述べ、それに対してかるた作成者が回答や意見を述べるというスタイルのやりとりも企画されました。
かるたについては、かるたの作り方を学ぶことではなく、その前にどのような見方があるのか、自分自身が考えること、どのような関係があるのか予測して自分なりのかるたを作る事が大切です。
できあがってきてた事例かるたは、平面をのせその建物の概要を紹介する人が大半でしたが、その建物を利用する人の関係図や相関図などを描き、自分にとって家族とは、住まいとは何かを考察しているものなどもありました。例えば、フィクションからパラサイト半地下の家族、家が半地下にあり、家族の構成として2つの家族が重なり合う形でダイアグラムが描かれていました。また、空間構成として階段が特徴的で、ダイアグラムを線でつなぐだけでなく、階段で示したり、階高を意識して表現するともっとわかりやすくなります。説明文も大事ですが、プレゼンボードに載せれるようにぱっと見で分かりやすい表現を工夫しましょう。
集まった事例の中から3つほど紹介します。
1)住宅の例から白の家、家の中心に立つ柱が居住空間に影響を与えている。時間に寄って柱の影が移動し、空間自体も変化する。この柱が子供たちに影響を与え、生活として暑いときは柱の陰にいるように生活することが想像できる。
2)狭い家だと人との距離が近く、話さざるをえないが、広い家だと距離が遠くシャイの関係が保てる。
3)家族とは心を許せる人、血がつながってなくても心を許せたら家族ではないか、かるたを見て自分が考えたことがネットに書かれている説明文や他の人が言っていることと違っていたらそれが違和感であり、自分しかない発想なのでそれを言語化できるように図やダイアグラムを書いてまとめることが大切です。また、事実として事例に対しての説明文はもちろん、その次にどのような生活があるのか、どのような家族構成であるのか推測をすることで、自分の見解を示せると思います。
来週までに、今回集めた課題を分析します。全員分のかるたを元にどのように分類できるかキーワードを探しながら考えます。一つの分類をA3にまとめ,これを5つの分類にわけることが次回までの課題です。
TA:石渡