まちづくりデザインスタジオ2

第6回 敷地特性調査と建築プログラムの発表・エスキスチェック④

2024/11/12

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【担当】黒田泰介、兼広彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也

2024年11月12日(火)、まちづくりデザインスタジオ2の第6回目の授業が行われました。今回は各班から、調査対象であるカトリック小田原教会がある小田原の街について、敷地調査と建築プログラムを発表してもらいました。

1班:「商店街の空きテナントを利用し、居場所を提供する」

2班:「子ども食堂とコミュニティスペース(店舗付き住宅プロジェクト)」

3班:「市民活動の拠点と教会活動の拡張等による多目的活動の場」

4班:「カトリック信者と地域住民の交流スペースにつながる空間」

5班:「地元民の新たな拠点に」

各班の発表後、先生方より総評が行われました。

黒田先生;カトリック小田原教会が運営に関わるようなまちづくりプログラムを、コンセプトや敷地選定に加えてほしい。

戸田先生;教会周辺のリサーチをもう少しして、根拠を持ったコンセプトとしてしっかり固めること。また小田原の街の特性を活かしたプログラムを考えてほしい。

兼広先生;各班共に、教会のオーセンティシティや敷地の魅力について触れたレポートがなかった。教会の建築的特徴を記載した班がなかった。

大学祭の休講期間中に各班で敷地調査とプログラムを考えたことで、個人設計に入る時のコンセプトやプログラム作成の取っ掛かりになったと思います。また先生からの質問や指摘をメモして修正することで、根拠があるしっかりとしたコンセプトができると思います。小田原には3回、実測で行きました。その時に駅から教会に歩いてみて、感じたことや周辺の建物、人の流れなどコンテクストが読み取れるかと思います。ネットで調べることも大事ですが、現地で感じたことは、自らが設計したものを利用する人も感じることだと思います。ぜひ自分が感じたことをコンセプトやプログラムに反映してみてください。

授業の後半は、各班が持ってきた実測図面のエスキスチェックをしました。大学祭の休みがあったことで、図面の清書は大きく進みました。今回、柱の太さを一定に決めました。
野帳に描いていなかった箇所は、実測時の写真で判断するしかありません。写真をしっかり観察して、図面を完成させましょう。また過去の図面手本をよく見て、線種や文字の大きさ、方位の記載等、図面の書き方に注意しましょう。

次回もエスキスチェックを行います。季節も冬に入ってきており、温度も寒くなってきましたので体調も崩しやすくなってきております。しっかり体調管理をして、授業に万全な状態で取り組んでください。

TA:小嶋


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