【日時】2024年10月29日(火)4〜5講時[15:10-18:40]
【教室】5号館503製図室
【担当】中津秀之 准教授、野田亜木子 講師、TA:荻尾明日海(M1、粕谷研)
「ランドスケープデザイン・ワークショップ」第5週目の授業です。
本日はまず、前回の話を踏まえ植栽のデザインから始まりました。植栽のデザインを考える過程で、ほとんどの学生が道幅をはじめこれまでのデザインを変更していました。計画を進めていく中で、より自分がデザインしている場所のイメージが湧いてきたのだと思います。デザインの要素が増えることで変更したい点も見えてくるかと思うので、その時は思い切って模型を作り直してみるのも良いと思います。
また先生から、常に人物の模型を置きながら木の高さを考えてみて欲しい、と話がありました。視線が通るのか、影は落ちるのかなど、人の目線で模型を見て考えてみましょう。
授業の後半には、先生方から「地面」のデザインについての説明がありました。先生方の話の中には共通して、舗装材の切り替え(変化する境界線)が人の行動を左右するという内容がありました。その場所がどう使われるのか、そこで起こるアクティビティを同時に考えましょう。その場所を歩くのか、地面に座るのか、何人くらいが溜まるのか、何が見えるのか、その時足元の様子はどんな感じかなど、アクティビティを想像することで、適した舗装材の選定につながるはずです。
授業の最後に、1人ずつ自分の作品のプレゼンテーションをしました。一人ひとりイメージしていることが伝わってきて非常に良かったですが、まだまだそのイメージに近づけるための工夫ができそうな印象を受けました。これまでに学習したデザインの要素をもっと大胆に活用することで、魅力的な体験空間が生まれることを期待しています。
TA:荻尾明日海