建築設計製図II

第3回 最小限住居 1階平面図コピー<建築設計製図Ⅱ>

2024/10/17

SHARE

クリップボードに
コピーしました

[担当]黒田泰介、李祥準、中津秀之、日置和宣、大沼徹、古川達也、佐野友美、加藤隼輝 、新明加奈子、中村円香、ヤップ・ミンウェイ、魏 誠浩 

TA・SA:小原久奈、後藤孝太朗

2024年10月17日に、建築設計製図Ⅱの第3回目の授業が行われました。第3、4回の2回に分けて1/50スケールで最小限住居の平面図をコピーします。春学期の建築設計製図Ⅰで描いた図面よりもスケールが大きく、詳細な部分まで描くことになります。

授業の冒頭、今回の図面コピーの対象となっている最小限住居の寸法にも用いられている尺貫法について、黒田先生より解説がありました。尺貫法は日本の伝統的なモデュールであり、現在の建築にも引き継がれています。また最小限住居を復元したスミレアオイハウスも動画で紹介され、建物のスケール感が分かったと思います。

レクチャー後は各班に分かれて作業を開始しました。班ごとに異なる課題が出されており、担当の先生が学生の作品を評価して優秀作品を選びます。その間、作業を進める学生や、他の班の学生のスケッチを見に行く学生の姿も見られました。

講評会では、選ばれた作品を手に、作者がどんなところに工夫したかや、印象に残った部分、なぜこの作品を取り上げたかを説明しました。講評会は他の人が、どんなところに注目して建築を見ているのかを知れるきっかけになり、自分自身の建築の見方や価値観が広がるものになっているように思いました。

講評会の後は製図作業に戻ります。今回は最小限住居の1階平面を描きます。始めに基準線を描いた後、柱や壁を描いていきます。前回の1/100スケールに比べ、今回は倍のスケールになった分、より細かく描いていきます。建築の図面は一種の言語なので、人に伝わる図面が描けるようにしましょう。図面の内容を理解しつつ、効率よく進めることが大切です。

授業の終わりに、大沼先生より軸組模型のショートレクチャーがありました。今回は一階床等の説明やポイントを教えていただきました。授業終了後も教室に残って質問をする学生が多かったです。過去の優秀作品の写真を撮るだけでは制作することが難しいため、分からないところは先生やSA・TAに聞きましょう。建築設計製図Ⅰの模型と異なり、1日2日で綺麗に仕上げることは難しいので気をつけましょう。

TA・SA:小原久奈、後藤孝太朗


関連記事