【担当】黒田泰介、兼広彰、戸田啓太 TA:小嶋竜也
2024年10月05日(土)、06日(日)の2日間、まちづくりデザインスタジオ2の実測調査が行われました。対象建物である「カトリック小田原教会」に8時30分に集合、9~17時に調査を行いました。初日はあいにくの雨でしたが、二日目はくもり時々晴れで、外部でも作業できました。教会で行われるミサを避けて、建物各部を測っていきます。
実測初日、分担して持ってきた実測用具を使って、野帳を描き始めました。各班で2ないし3人の一組となり、1人が測って、もう1人が野帳に数値を書いていきます。
断面図班は午前中、レーザー墨出し機を使ってレベル出しをしました。床から1mの地点を定め、建物の各部に高さを示すテープを貼っていきます。このレベルが断面、立面を描くときの基準となります。立面図班は、小雨の時もありましたがほとんど強い雨降りだったため、外で測るのに苦労したと思います。
2日目は、同じく9時から作業開始です。午後からミサのため聖堂と1階ホールに入れなくなるため、平面と断面の班は急いで、1日目で足らなかった場所を測っていきました。立面班は1日くもりだったので、しっかり外壁を測ることができたと思います。
実測作業の合間に、先生方が学生が描いている野帳をチェックしました。測るべき場所を指示したり、詳細図の描き方を教えていただきました。昼の休憩や作業終了前に、どこまで測り終わったか、必要な箇所を全員で確認・共有します。
写真を撮りながら全体をまわってみて、最初は皆、実測道具の使い方と図面での描き方に戸惑いながらも、作業していくうちに段々と慣れていったかなと思いました。2日という短い期間でも、集中して真剣に建物に触れ作業したことで、聖堂のスケール感を理解し、実測のやり方が身についたと思います。
2回目の授業時にはCADで描いてきた1/50の図面を持参します。全部を描けなくとも、必ず持ってきてください。
学生の皆さん、先生方、そして実測に協力してくださった教会の方々、2日間お疲れさまでした。
TA:小嶋