【日時】2024年10月1日(火)4〜5講時[15:10-18:40]
【教室】5号館503製図室
【担当】准教授:中津秀之、非常勤講師:野田亜木子、TA:荻尾明日海(M1、粕谷研)
ランドスケープデザイン・ワークショップの第1回目の授業が行われました。
「ランドスケープデザイン」とは、「関係を設計」すること。この授業では、人と自然、人と人、子どもと高齢者、昼と夜、夏と冬、自分と地球、過去と未来との関係など、様々な「対象(モノ・コト)」を、様々な「スケール(空間・時間)」で「発見~理解~編集~変換~創造」を行うというランドスケープデザインの技術を身に付けることが目的とされています。14週間に渡り、ランドスケープデザインの専門家である中津先生と非常勤講師の野田先生の指導の下、前半の8週間で「地形」「小道」「階段」「壁」「植栽」「地面」「場(キッカケ)」といったランドスケープの設計要素を理解し、後半の6週間でこれまでの授業で学んだものを実際にアウトプットしながらランドスケープデザインに挑戦します。
授業の最初に、中津先生から授業概要の説明と野田先生から自己紹介と自身の携わった事例などを含むレクチャーをしていただきました。
授業の後半では早速、粘土を使った地形のデザインを行いました。指定された公園内に粘土で起伏のある地形をつくり、その中でプライザー人形を歩かせ、物語を考えて発表することが本日の課題とされました。学生たちは、公園周辺の環境やそこを歩く人の背景、人柄などの設定から映画監督になった気分で自由に想像し、自分がつくった公園の中で人がどこをどう歩くのか、どんな遊びをするのか、どんな風景が見えるのか、どんな感情になるのかなど、イメージを膨らませプレゼンテーションをしました。
一人ひとり違ったストーリーが展開され、とても面白いプレゼンテーションでした。先生方からの講評では、1日の時間軸や季節の変わり目を意識すること、身体に触れる素材は何かを意識すること、思い描く活動を生むためには適切な寸法を考える必要があるということなど、今後につながるアドバイスをいただきました。
次回の授業では、今回作った粘土の地形の画像をトレースし、等高線に落とし込んでいきます。
この授業は、ランドスケープデザインを実践的に学べる貴重な機会です。授業を通してぜひたくさんのことを吸収し、新たな視点を得られるように頑張っていきましょう!
TA:荻尾明日海