担当:粕谷淳司、小形徹、三浦秀彦
すまいデザインスタジオ1、第14回目の授業です。本日は、設計課題「環境に働きかける家」の最終発表会が行われました。本日は村山先生をゲストに迎えての講評会でした。最終講評会では、学生たちは模型や図面のほかに、「ちいさな空間」の様子や「分析と展開」でのドローイング、モデリングなどを展示し、設計に至るまでのプロセスを交えながら自身が設計した空間のプレゼンテーションを行いました。
前回のプレ提出に比べて、完成度や表現方法など格段に良くなっている作品が多く驚きました。そしてプロセスを含む設計の全体像を展示したことで、「ちいさな空間」や「分析と展開」でのイメージと実際に設計したものとの関係性が見えてきたものも多く、非常に良かったと思います。
以下、学生の作品です。
講評全体を通して、自分の設計において何を「環境」と定めていたのかがふわふわしている、模型がすごく魅力的なのにその良さが図面に反映されていないことがもったいない、などと多く指摘がありました。
全員の発表後に先生方から、夏休みの過ごし方が非常に重要であり、ぜひこの作品のブラッシュアップを進めてほしいと話がありました。ブラッシュアップを通して自分の考えていたことを深掘りしながら整理することで、自分の設計の芯となっていたものや、大切にしてきたことに改めて気付けるかもしれません。また、今回図面や模型で伝えきれなかったことがあった場合、ぜひ表現方法にも磨きをかけてほしいと思います。
さらに先生方から、このスタジオを通して、「やって、変えて、を繰り返す」という設計に大切なプロセスを実感してくれたら嬉しい、「感じ取る」ことをこれからも大切にしてほしい、と話がありました。このスタジオで取り組んだこと、得たものをきっかけに、これからの設計の授業で、またそれ以外の日々の生活の中でも、それをプラスとなる方向へどんどん伸ばしていってほしいです。
最初から最後まで、とても楽しいスタジオでした。皆さん、お疲れ様でした。これからの作品にも期待しています!
TA:荻尾明日海