7月18日は「パッシブデザインスタジオ」の第14回目の授業でした。
本日は、パッシブデザインスタジオ最終提出日になります。
4月からエスキスを行ってきた課題の図面や模型は、先生方に細部にわたり採点いただきました。採点後は、先生方から評価が高かった5名の学生(飯田さん、板倉さん、伊藤さん、鍬﨑さん、板野さん)の設計作品の発表、講評が行われました。ここでは発表した中で特に特徴的だった2名の講評について紹介します。
一人目の伊藤さんは、石川県金沢市を敷地とし、オフィスビルの設計計画を行いました。金沢市は、降水量が多く、日照時間が短いという地域特性があります。そこで「毎日天気が良いオフィス」というとてもキャッチーなタイトルとプランが計画されていました。天気が良いオフィスにするための設備コンセプトもとても分かりやすくまとまっており、高い評価を受けました。
二人目の板野君も、石川県金沢市を敷地としたオフィスビルです。エスキスが始まった当初から建物の計画や外観をスケッチで描かれていて、自分のイメージがよく伝わるプランニングと提案を行ってきました。また、CADで作成した図面に直接、色でゾーニング分けをしている点や植栽の陰影を付けて表現し書込むなど、自分がイメージしている計画がとても伝わる表現がされていました。
他にも地域特性を生かした、様々な提案がされた作品がありました。
今週の授業で、パッシブデザインスタジオは終了となります。
学生のみなさんの頑張りがとても感じられる最終授業でした。
秋学期では、パッシブデザインスタジオで設計したオフィスビルに設備設計を行います。
図面のブラッシュアップや、手書きで図面を作成した人はCADで再度図面を作成するなど、秋学期に向けて夏休みを有意義に過ごしましょう。
みなさん、お疲れ様でした。
TA:野間、小林