2024年7月6日(土)、ビルディング・ワークショップの第12回目の授業が行われました。
今週も継続して施工を行っていきます。全グループ本格的に施工を進めていく段階に入ります。
Shopbotを活用するグループは、部材が切り出され次第細かな箇所の寸法の調整や組立てに入っていきます。グループとしてのプロジェクトの進行にも慣れてきた様子で、グループ内で効率の良い作業方法を模索しながら作業を分担するなど、スタディの過程では見られなかったような学生たちの成長が見られました。
これまでのスタディや図面の製作過程で苦戦し不安な様子を見せていた学生たちも、徐々に自分たちの作りたいモノが形として表れてきたことで、とても生き生きとして施工を進めている様子が印象的でした。
Shopbotを使用しないグループは、接合部の形状の再検討が必要であることが先週の施工段階で判明しましたが、田畠先生と構造的な検討を議論しながら全体像がつかめるほどに施工を進めることが出来ました。
実際に建築のプロジェクトを進めていく過程で、想定外の事態が発生することや設計案の再検討を行うことは珍しいことではありません。そのため、建築分野において問題が発生した時点で問題点を明確にすること、そしてその後の解決策の検討やスケジュールの見直しといったプロジェクト完了に向けた修正をスピーディーに行うことはとても重要な能力と言えます。
来週は施工が行える最後の授業となります。
各グループ進捗状況はそれぞれですが、来週には一度完成させることが目標です。常に手を動かしながら、そして常に頭を使いながら効率よく作業を進めていきましょう!来週も頑張ってください!
TA:飯濱