統括担当:中津秀之
非常勤講師:高橋堅、岡路明良、針谷將史、納谷学、板坂留五
助手:村山徹、Yap Minwei
TA:荻尾明日海(M1)、勝又小太朗(M1)、薗田さくら(M1)、高橋葵衣(M1)日下武人(M1)
2024.0715(月)3,4講時目「総合デザインスタジオ」の第13回目が行われました。
この授業は、履修者全員が5つのトラックに分かれる演習授業です。各トラックは、それぞれの担当教員により異なるテーマ課題が出題されます。
下記各トラックの授業の様子です。
<トラック1>
担当:髙橋堅
本日は、最終提出前の最後のエスキスでした。学生たちが持参した図面や模型は、最終提出を意識しスケールが上がり細かい部分まで考えられていて、添景が入った図面や模型も多く、空間の様子が分かるようになっていました。設計が進みまとまってきた学生たちは、ディテールや構造といったハード面のことについても先生と相談をしていました。
先生とのエスキスの中で多く指摘があったのは、天井や段差の高さ、幅といった寸法についてでした。適切な寸法で設計をするために、事例を調べて取り入れることも大切ですが、まず自分がその空間に入り込んだことを想像し、本当に動きやすいのか、心地よく過ごせるのかを考えることを常に意識してみてください。メジャーを持ち歩き、すぐに身の周りの寸法を測る癖をつけるのも良いと思います。
今回のエスキスを通して、細かい寸法や屋根の掛け方などが少し変わった学生もいると思います。一つの部分が変化した時に、その変化がその他の部分の設計にどう影響を与えるのかも考えましょう。そして新しい模型表現に迷ったら、やりたいことに似たような事例を探し、さらにその模型の写真まで見つけられると、そこからヒントを得られるかもしれません。
次回はいよいよ最終提出です。今回、今までのエスキスからレベルアップした表現方法に挑戦している学生もいました。これからさらにブラッシュアップを進めてほしいと思います。本日は欠席者が多かったので少し心配ですが、次回、どの学生も今まで考えてきたことが全て表現された、魅力的な作品が見られることを期待しています。頑張ってください!
TA:荻尾明日海
<トラック2>
担当:納谷学、ヤップ・ミンウェイ
本日は、最終提出前の最後の授業でした。トラック2ではグループ内講評が行われ、学生たちは1人ずつボードにA1サイズの紙を貼り出し、机に模型を並べてプレゼンテーションしました。学生たちが持参した模型や図面は、前回までと比べて密度が上がっていました。
発表全体を通して、自分が考えていることを表現しきれていない学生が多く、勿体ない印象を受けました。今までたくさんリサーチをしてきたことで、芽生えたコンセプトがあったと思います。今自分が進めている設計案がそのコンセプトを際立たせるものとなっているのかを再度確認し、上手く行っていないと感じた場合は、カタチや配置の調整を最後に少しでもしてみてほしいです。そしてプレゼンテーションでは、自分の提案で見せたい部分をはっきりさせ、表現をどんどん突き詰めていきましょう。パースは人がそこでどう過ごし、そこで何が見えるのか想像が膨らむような場面を描くこと、また断面図は上下の関係を見せたい部分で切ること、伝わりやすい図面のスケールを模索することなど、魅力的なプレゼンシートを作るためにたくさん工夫をしてみてください。
次回はいよいよ最終提出です。次回の講評では、トラック2の先生方だけでなく、これまでの様子を知らない先生方に対しても、提出物だけで提案を伝えることになります。考えていることを言葉では説明できても見えるものとしてまだ現れていない学生も多いと思うので、次回、それがすべて伝わってくるような作品がたくさん見られることを期待しています。頑張ってください!
TA:荻尾明日海
<トラック3>
担当:岡路明良
今週も第2課題の設計のエスキスを引き続き行ないました。この課題では、第1課題で行ったリサーチを元に、子安エリアを対象に人付き合いの形を提案してもらいます。いかにして、子安に新しい「L I F E」を設計するのかが課題となります。
第13週目となる本日の授業は、トラック内講評会を行いました。
模型とシートを制作していただき発表をしました。一人当たり持ち時間は15分です。
多くの学生が、図面や模型を制作してきてはいましたが、これまでも言われていたように、図面の表現の仕方、大きさ、ダイアグラムの構成など、改善すべき点が多く、プレゼンテーションとして仕上がっていない印象でした。
また、今回の講評の際、どの学生も特に、各々が何を図面で表現したいのかが伝わっていない印象でした。初めて自分の作品を見る人に対して、どのようにプレゼンテーションをするのかをもっと意識して最終講評に臨んでいただきたいです。色使いや、断面の見せ方、表現においては、先生から毎授業指摘をされていたと思います。これまでの授業を今一度振り返り、ブラッシュアップの時間を有効に活用してほしいと思います。
一方で、模型の密度や、子安全体を使った提案の模型など、見応えのある作品が揃っていると感じました。まだ制作しきれていない学生がほとんどでしたが、
次回は、全体講評を含めた最終講評となります。今回の講評で言われた。各々のプレゼンテーションの良いところと悪いところを改善し最終講評に臨みましょう。
TA:勝又小太朗
〈トラック4〉
担当教員:板坂留五、村山徹 TA:薗田さくら
第13週目、トラック内発表が行われました。各自事前に準備してきたプレゼンボードと模型を使って発表をし、先生から具体的な指導を受けました。
先週までのエスキスでは図面が足りなかったり、模型のスケールが小さい人が目立っていましたが、今回の発表では、図面や、模型のスケールを上げて丁寧に制作している学生が見られました。
しかし、全体的にみるとまだまだ図面や模型の解像度が足りないなと感じました。図面を見たときに空間のイメージがしづらいものが多かったです。線の強弱を変えたり、テクスチャーや添景を入れたりするなど、残りの時間は図面の解像度を上げて行きましょう。
また、プレゼンボードのレイアウトですが、図面をただ並べている学生が多いと感じました。プレゼンテーションのレイアウトを考えることも設計の一部ですので、発表内容を考える時間もしっかりとり、最終講評会に挑みましょう。自分の世界観が表れている魅力的なプレゼンボードが次回、教室に並べられていることを期待しています!
次回は最終講評会です。悔いが残らないように最後まで諦めず、残りの時間を過ごしましょう!
TA:薗田さくら
<トラック5>
担当教員:針谷將史 TA:日下武人
7月15日(月)総合デザインスタジオ第14回の授業が行われ、トラック5ではトラック内発表を行いました。最終提出に必要な図面や模型は未完成ながらも一度自分の案をまとめ発表するという経験は最終提出に向けて良い経験になったと思います。
発表後には、針谷先生とプレゼンボードのレイアウトの話や模型の素材や作り方などの相談をしている学生が多く見られました。
今回のトラック内発表で最終提出にまでにするべきことや反省点が見つかったと思います。
反省点は改善し後悔のないようにしましょう。
針谷先生が授業中に仰ったように、「初見の人でもわかるプレゼンをする・またプレゼンボードを作らないといけません。一度作ったプレゼンボードを俯瞰してみることや先輩や後輩に意見をもらうなどしてもいいと思います。
最終提出まであと1週間、設計意図や作品を通して伝えたいことを表現するために、今できることをやっていきましょう。
TA:日下武人