今年度の建築設計製図IIIも、今週と来週で終了です。最終回前の本日は、『海辺に建つ現代アートギャラリー』の模型提出があり、希望者を対象とした個別指導が行われました。
今回も第1課題と同様、授業の初めに全員の模型を机の上に展示し、他の作品の作り方や表現方法を参考にすることを目的として学生と先生方全員で見て回りました。どの学生の作品からこの一週間でものすごく頑張ったことが伝わってきて、今までの第2課題のエスキスからの進化は見ていて感動しました。
その後に行われた先生方からの講評・アドバイスでは、
・作品の設計意図が、図面と模型とパースなどから伝わるように表現を工夫してほしい。
・現状ではランドスケープを表現できている模型が少ないので、ランドスケープを設計し、模型にも反映してほしい。
・作品展示のための空間なので、時間が許す限り展示空間をブラッシュアップし、模型や図面に反映してほしい。
などのアドバイスを頂きました。
敷地周辺を含めて土台や添景をいれるだけでも模型の見え方も代わるので時間が許す限り作り込んで欲しいと思います。
来週が図面提出のため、今回は学生たちの作業時間確保を優先し、講評の後は希望者を対象として最後のエスキスチェックが行われました。図面の表現や構造上必要な柱の位置や細かい動線や空間の検討などのアドバイスを頂いていました。
事前に授業担当のTAが作成し、学生全体で共有して使っている敷地模型に、各自の模型をはめ込んでパとースを描くための写真とプレゼンボード用の模型写真を良く見せるために検討を重ねながら撮影している様子が見られました。友達同士でお互いの撮っている写真を観察していて、どのアングルでどの倍率で撮るのがいいのかTAや先生方と一緒に考えながら撮影していました。
次回は最終提出です。自分の作品で伝えたいこと、魅力を引き出せることのできる図面・模型・パースの表現を突き詰めて欲しいと思います。今週までの熱量を維持して最後までやりきれるよう頑張ってください!
TA:小西 柳