第12回目のワークショップでは、靴をモチーフとしたドローイングを行いました。細かなカタチやデザイン、色味などを観察し、記録をおこなうことで、詳細なカタチの表現や、質感を捉える力を身につけていきました。
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前半では、靴の二面図を描きます。上面図と側面図による二面図を線描のみでのドローイングを行った後、引き出し線で靴の色や素材を色鉛筆を使って記入していき、各部位の詳細を色と言葉で伝えていきます。普段履いている靴を素材や色を意識して見る事が少ないですが、靴を多角的に捉えることで、より多くの情報を観察し、各部分のテクスチャーや、色・質感などを説明文とともに詳細に描きました。
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後半では、靴の形状や素材などの詳細な部分を鉛筆や色鉛筆を用いて表現していきます。上面・側面図とは違い緩やかな曲線で左右非対称な構成であるため、観察とともに実際に手で触り曲線の違いを判断し描くなど、靴紐に苦戦している様子が見受けられました。
靴の色表現をする際に、持ち合わせている色鉛筆で表現しきれない色があるため、複数の色鉛筆を混ぜ、モチーフに近い色味が出せるよう試行錯誤していて、使用感やその靴の特徴をよく描けているところが印象的でした。
TA:トウ、佐藤