建築設計製図I

第13回 アクソメトリック図 2回目仕上げ

2024/07/11

SHARE

クリップボードに
コピーしました

2024年7月11日(木)「建築設計製図Ⅰ」第13回の授業が行われました。

今週は先週と引き続き、自作模型のアクソメトリック図完成と、着色の作業を行いました。

授業の初めに渡部先生からミニレクチャーがありました。RGBのカラーコードでの説明や建築の材料であるコンクリートに骨材で色をつけるという話題でした。色について少し違う世界を見ることができたと思います。これに続き、各先生方からも着彩に関連するお話がありました。

日常生活で身近にあるものの配色を観察し、色の使い方を学びます。ペンの使い方で素材の表現や陰影をつけることで立体感を演出することができます。今後の設計課題でも既存の色に限らず、自身の設計にあった色を大胆に作ってみてください。

色鉛筆の使い方として、色鉛筆を寝かして着彩することで、まんべんなく塗ることができます。また、一回で塗りきるのではなく何層にも分けて薄く塗り重ねる事が重要です。作業開始の前に、廣田先生の実技指導もありました。

作業終了後、先生方からの講評がありました。名建築家たちも設計する際、色鉛筆を使用したドローイングで空間の表現をしています。ドローイングはデッサンのような古典的手法や実際のものの再現的描写だけでなく、作者自身の内面的描写もしています。特にフランクロイドライトや安藤忠雄などの色鉛筆でのドローイングが有名であるため、ぜひ、名建築家たちのドローイングを参考にしてみてください。

続いてまいにちスケッチの講評がありました。まいにちスケッチを描くことで以前よりも身近なもののスケールや空間の特徴が分かるようになったと思います。また、今後の設計の授業でも、自分の建てた建築空間のイメージやスケッチもしていきます。授業が終わってからもスケッチの訓練をしましょう。

授業の最後にお知らせがありました。夏休暇に入る前にゼミナール発表会とフレッシャーズセミナーがあります。今のうちから研究室について把握しておくことで自分のやりたいことが見つけやすいと思います。ぜひ、参加し先輩方とのかかわりを増やしましょう。

次週2024年7月25日(木)は、建築設計製図Ⅰの最終講義です。講義内では廣田カップ、龍口カップの表彰式があります。表彰されるようにぜひ、頑張ってください。また、提出できていない図面がある学生はいつもの場所に提出し、まいにちスケッチの方も提出してください。提出は13時05分までです。

 

TA:石渡


関連記事