ビルディングワークショップ

第10回 積算・施工

2024/07/16

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 2024年6月22日(土)、ビルディング・ワークショップの10回目の授業が行われました。今週からは引き続き積算の作業を行いながら、図面が完成したグループから徐々に施工の段階に入っていきます。

 まずは、自分たちが作成した図面を基に各部材の寸法を確認しながらけがき作業を行い、その印を基準に各部材を切り出していきます。本授業で使用する合板や2×4材といった木材は実際に住宅等の建築物で使用されているものになりますが、それらの木材の加工作業を行っていく過程で図面通りの寸法に加工することの難しさに気付いたと思います。そして、切り出した木材が数ミリずれているだけでその後の施工過程で影響が出ることも同時に体感したと思います。

 ビルディング・ワークショップは設計から施工、解体という建築生産の一連の流れを実践する授業ですが、本授業における学びの目的として建築における細部にこだわることへの意識、重要性を認識することが大きな要素の一つとして挙げられます。
 将来的に本授業の成果物の何倍も大きな建築物を設計・施工する学生たちにとっては、当初思い描いていた自分たちの作りたいモノのイメージに向けて施工を行う過程で、建築分野において細部にこだわるということがどのような意味を持ち、どのような結果をもたらすのかを身体的に理解するとても良い経験になると思います。

 また、少し図面の作成が遅れていたグループも、細かな箇所の検討も完了し、Shopbot用の加工図作成に入ることが出来ました。

来週からはより本格的に施工の段階に入っていきます。実際に木材に触れながら作業を進めていく過程で気づくことも多いと思うので、グループ内で常にコミュニケーションをとってより良い成果物となるように頑張りましょう!

TA:飯濱

 


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