建築設計製図I

第11回 自作模型の作図4

2024/06/29

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2024年6月29日(木)「建築設計製図Ⅰ」第11回の授業が行われました。

先週までの課題では、平面、断面を描きましたが、今週は立面4面を作図していきます。

授業の初めに前回提出したまいにちスケッチの講評がありました。まいにちスケッチは、絵がうまくなるという目的もありますが、もう一つの目的として、身体的スケールを身に着けるということです。すごい上手な絵を描けるということに越したことはありませんが、日常生活において、見ている場所の寸法を知り、定規がなくてもスケールが分かるようになることが重要です。また、スケッチに関して、対象物の様子や機能がどうすれば相手に伝わるか工夫しながら描きます。

今回の課題では自作模型の立面の作図です。

立面図は、原則として建物の東西南北の各面を壁面に直交する方向から見て作図します。見えているものはすべて表現する必要があります。この際に各壁面が方位とぴったり一致していなくても、最も近い方位を使用して名称を書きます。立面図は中線と細線を用いて表現します。手前にあるものを太めに、奥にあるものを細めに表現することで立体的な立面を描くことができます。また、立面図は外見を表現する図であるため、基準線と寸法を描く必要がありません。

先週の授業から徐々に慣れてきた生徒が多く、授業内で課題を終える学生も増えてきました。また、作図する際、手でこすってしまい図面が汚れてしまっている図面もありました。手袋の使用や、紙を敷いて作図することで、汚れずに図面を描くことができます。

最後に佐野先生から来週作業予定のアクソメトリック図とアイソメトリック図の説明がありました。次週の作業にスムーズに取り組めるように2つの図法について予習しておきましょう。

また、毎回同様、本日取り組んだ課題を次週、指定の時間に提出してください。

 

TA:石渡


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