建築設計製図I

第10回 自作模型作図(断面図2面)

2024/06/20

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2024年6月20日に建築設計製図Ⅰの第10回目の授業が行われました。

はじめに建物の構造について事例を用いて説明されました。基礎部分は構造の中でも重要であり、実際の事例などを見て、どんな基礎構造になっているか復習することも大切です。今の段階では、設計した内容を図面化する段階ではありませんが2年生になると本格的な設計課題が始まります。そのため、今から新建築データなどで様々な事例を構造も意識しながら見ることが大切です。

次に今回の課題である自作模型の断面図の描き方について説明されました。前の住吉の長屋では切断する断面の部分が決まっていましたが、今回の自作模型では各自で切断する部分を決めます。断面図の切断する部分は詳しく建物を知ってもらうために階段や窓などが、ある部分を切断します。また、平面図の方には切断した部分がわかるように平面図に切断した場所を記します。

先生に説明してもらった断面図の描き方の手順について改めて説明します。1)地盤線を描きます。地盤線=GLは断面部分と同じ太さで描きます。2)高さの基準を描きます。基準線は一点鎖線です。各階の床の高さや天井の高さ、床の厚みなどを補助線で描いてから、一点鎖線を引きます。3)柱、梁の寸法をとる。柱は基準線を中心に柱を描きます。梁は各階の床の高さを基準にして描きます。4)各階の床面から天井面までの高さをとり、補助線を引きます。5)梁、壁、床を太線で描きます。ここで描く太線は切断された断面の部分です。6)見えがかりの壁、柱、梁や階段を細線で描きます。7)寸法線を中線で作図します。寸法線の点はしっかり描きましょう。

 

ところで前回、100分の1スケールの人型模型を配布されています。人型を模型に入れることでこの模型のリアルなスケールを実感することが大切です。人の大きさは建物について考える時に重要な要素です。しっかり大きさ把握して、適当なスケールで描くのではなく、正確なスケールで描きましょう。

SA:木本


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