本日は第2課題に入り2回目のエスキスチェックでした。
授業の最初に、大塚先生より設備計画についてのレクチャーがありました。空調設備計画、搬送設備計画、採光計画、トイレの計画の話をしていただきました。住宅より規模の大きい美術館の事例をもとに紹介していただきました。図面や写真をもとに紹介していただきました。今回の課題では断面図が重要になるというお話がありましたが、平面計画でも動線をしっかり計画できれば、トイレの配置などが上手にできるので、計画を考える際平面図と断面図の検討の往来が大事になります。図面に光の入る矢印を描いたり、光に色をつけて表現することで、採光の計画が伝わりやすくなると思います。図面を見ながら美術館に訪れることで、光の入り方や設備の納め方などについて目を向けてみると良いと思います。デザインをしていく際、良いヒントになると思います。
2回目のエスキスチェックでは、先週よりも模型を持ってきている学生が多く見られた一方で、図面の作成と並行して案が練られている学生が少ないようにも思いました。
建物の形から考える一方でプランニングが追いつかない学生や、プランニングの検討から考える一方で模型の形に困っている学生が見受けられました。
案がなかなか決まらない学生は、選んだアーティストの作品コンセプトを深掘りしてみると意外なところからデザインのヒントが見つかるかもしれません。
次回は中間提出です。配置図、平面図、断面図(1面以上)、立面図(2面)、敷地全体を含むスタディ模型です。粕谷先生から中間提出の図面の縮尺は意識しながらフリーハンドでもよいと指示がありました。今回含めて2回のエスキスで計画に悩んでいる学生は早めに案を固め、提出物への製作へ取りかかりましょう。提出物の精度よりもどのように検討してきたかが大事になります。住宅の課題より規模が大きくて大変だと思いますが頑張りましょう!
TA:小西 柳