2024/07/02に1回目の「音響測定実験」の授業を行いました。授業では、建築環境・設備実験で音のテーマを扱う理由、音環境の基礎知識、レポートの書き方、調査内容・方法について講義を行った後、実験・実測を行いました。
今日の課題は、ラウドスピーカーからの音を小さくする方法の提案と効果の検証を行いました。まずは、講義でブレインストーミングを行い、音を小さくする方法に関して皆さんのアイデアを集めました。その後、ラウドスピーカーを囲んで遮音する方針を決定し、囲む材料を討論しました。凹凸の多い物体、吸音材、グラスウール、コンクリート、木材、スポンジ、鉄、非弾性材、紙、石膏ボード、布などが提案されました。
討論の結果を踏まえて、実験では2種の材料の遮音性能を測定し評価します。測定では、ラウドスピーカーから1000Hz、2000Hz、4000Hzの3種類周波数の騒音を発生させ、試験材料をそれぞれ設置する場合と設置しない場合の音圧レベルをそれぞれ騒音計で測定し、レベルレコーダで記録しました。そして、「試料を設置しない条件」と「試料を設置した条件」の音圧レベルの差により、異なる周波数における各材料の遮音性能を評価します。
測定データの処理、分析、および考察は次回の授業で行います。
助手 魏