大学院建築デザインスタジオ1

第11回大学院デザインスタジオⅠ

2024/06/28

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常勤講師:柳澤潤、酒谷粋将、非常勤講師:村松基安
TA:田﨑太一(M2)、金曜日3〜4限    

2024/06/28 3・4講時目「大学院デザインスタジオⅠ」第11回目の授業が行われました。

今週は第2課題の中間発表になります。発表5分、講評5分で1人ずつ発表を行いました。
自由な建築の操作と、合理的な操作の狭間で苦戦し、やりたいことと実際の空間の整合性がとれていない学生が多い印象を受けました。第2課題のテーマは、知の交流と創造の場としてのキャンパス空間の提案です。各々が目指す理想的な空間を作り出すために、開放感のある半外部空間や吹き抜け、自由な形状のスラブを配置している一方、確保すべき延床面積や建築の機能、プランニングの合理性、周りの建物との関係を大切にする必要があります。大学院の課題では、その辺のリアリティも含めて設計を詰めていく必要があります。

最後に先生方からの総評として、せっかく敷地が目の前にあるのだから、敷地をもっとよく観察して進めるといい。平面の計画ばかりになってしまい、立面や断面の計画が疎かになっている学生が多かった。設計の過程では、無理矢理でも一度、平面・断面・立面をデザインし、1日の中でこれを何度も繰り返す。そして数日間隔でそうしてできたもの全体を俯瞰することが大事というご指摘をいただきました。

次週はプレ発表前最後のエスキスになります。今日先生方から受けた指摘を踏まえて、大学院生らしい設計になるように案を詰めていきましょう。

TA:田﨑太一


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