大学院建築デザインスタジオ1

第7回大学院デザインスタジオⅠ

2024/05/31

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常勤講師:柳澤潤、酒谷粋将、非常勤講師:村松基安
ゲストクリティーク:野上恵子 TA:田﨑太一(M2)金曜日3〜4限 

2024/05/31 3.4講時目「大学院デザインスタジオⅠ」の第7回目の授業が行われました。今週は第1課題の最終講評になります。ゲストとして建築家の野上恵子さんを迎えて、1/200のキャンパス全体模型を用いながら、各チーム発表10分、講評15分でプレゼンしてもらいました。                     

 

1班:「まちを奏でる」梅田さん、高橋さん、薗田さん

   侍従川沿いのまちとキャンパスの境界の見直すことで視線をキャンパスの中まで通す。また、室の木キャンパスと金沢八景キャンパスをつなぐ中央の軸に並木を作り、その終着地に学生達の活動があふれるカフェを設けることで、まちのようなキャンパス空間を計画した案。

 

2班:「うつりかわり」荻尾さん、覚張さん、佐藤さん

私たちの居場所、振る舞いは時間や季節などの環境や時代の変化によってうつりかわっている。これからも中心であり続ける広場を、使い方が人によって異なるような家具によって、さまざまな振る舞いを受け入れる、まちの公園のような場所にする案。

 

3班:「ひとつなぎの学び空間」石渡さん、中公さん、佐野さん、増田さん
歴史的なリサーチから、キャンパス周辺の緑が減少していること、キャンパスの建物で7号館が一番古く次に改修・建てかえられるのは7号館であるという分析から、半地下化した7号館や体育館によって緩やかに学びの空間をつなげる案。

 

4班:「小さな変化を紡ぐ」猪狩さん、勝又さん、日下さん、小林さん

学生達の居場所の少なさ、居づらさから、既存の広場や裏庭に対して、学生達の居場所となる4つの「コモンズ」を設け、そこに対して建物をくり抜き、ピロティのような空間を作ることで、キャンパスが、学生達の活動が見える居心地のいい空間になるのではないかという案。

全体の総評として先生方から、金沢八景キャンパスをよく見てみると、9号館の老朽化がひどかったり、ちょっとしたことから、12号館を工房として使えることになったりと、課題でありながら、学生達の提案が現実になるかもしれないというリアリティを持っている。そういったリアリティを意識して取り組むともっと楽しく設計できるというご意見をいただきました。

来週から第2課題へと移ります。第2課題は「八景キャンパスのハブ(仮称)」として、大学内に施設の提案の計画です。第1課題でリサーチ、提案した内容をブラッシュアップしながら第2課題に繋げていきましょう。

TA:田﨑太一


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