2023年6月13日(木)「建築設計製図Ⅰ」第9回の授業が行われました。
講義の冒頭、建築展委員長から今年度の建築展スタッフの募集の説明会についてのアナウンスがありました。建築展とは、各学年の優秀作品などを横浜の赤レンガで展示します。そのための企画・運営に関わることで先輩とのつながりができ、いろいろなことを教えてもらえる良い機会でもあります。
関心が少しでもある人は説明会にぜひ参加してください。
続いて、模型の採点結果の説明と講評がありました。模型は隙間なくきれいに作られた模型は確かにきれいですが、時間をかけ試行錯誤しながら作った模型は多少の隙間があっても評価される場合もあります。空間をイメージしながら楽しんで制作してください。
今回の模型制作は、スチレンボードと木の2種類のみでしたが、素材により模型表現が異なります。今後自分が設計する際、どの材料を使えば相手に伝わる表現ができるか検討してみてください。
本課題では、腰壁の高さが1500mmとなるため、各階とも床から1600mmの高さで建物を水平に切断した状態を真上から見た図を作図します。床から1600mmの高さからの見下ろしにすることで、腰壁は断面にはならず「見えがかり」となることに注意しましょう。切断部分から一層下の床面までの見えているもの全てを図面上に表現する必要があります。切断された線を太線で、見えがかりの線を細線で描きます。
作業の途中では人模型を配布しました。人模型を入れることで自分の作った模型の空間をよりイメージしやすくなったと思います。そのうえで、図面を作図してみてください。
また、建築図面において線の描き分けは重要です。線種はそれぞれ意味を持つため、自身の引いている線の種類を意識しながら作図することを心がけましょう。本授業では取り組んだ図面に対し、ルーブリックによる先生からのフィードバックがあります。毎回、返却された図面を確認し、改善するようにしましょう。授業の休憩時間には、教室内の作図がきれいな学生に見せてもらうのもいいかもしれません。
次週、2024年6月20日(木)の授業では、「まいにちスケッチ」課題の提出になるため、スケッチブックを持参してください。また、指定の場所に本講義の課題も提出してください。
TA:石渡