大学院建築デザインスタジオ1

第6回大学院デザインスタジオⅠ

2024/05/24

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常勤講師:柳澤潤、酒谷粋将、非常勤講師:村松基安
TA:田﨑太一(M2)、金曜日3〜4限

2024/05/24(金)3.4講時目「大学院デザインスタジオⅠ」の第6回目の授業が行われました。今回は最終発表に向けた、最後のエスキスになので、いつもより時間をかけて行いました。

グループの計画内容をいくつか紹介します。

【3班】
キャンパス周辺の歴史を見ると緑の豊かさや学びの豊かさが減った。それを補うように、7号館の減築と既存広場の親水空間化、図書館前にテラスなどを設け、キャンパスが豊かな学びができるような空間となるような案。

先生方からは、「7号館に着目したのはいいが、キャンパス空間を本質的に変えるような場所にあるはずだから変に残したりせずにしっかりデザインした方がいい。
緑も増やすといっているのだから、立面に壁面緑化するなり、もっと積極的にデザインした方がいい」というご意見をいただきました。

【4班】

「共有の場としてのコモンズ」は曲線を使ったおおらかなデザインに、「個人の場としてのコモンズ」は小さなボックスの集まり、という2種類のコモンズをサインのようなデザインにすることで、キャンパスが「学生」「 地域の人」、「企業の人」などが様々な活動を行い、新しい価値を創造する空間になるという案。

先生方からは、そのコモンズが平面的にどういう位置関係にあって、どのように11学部の連携を産むのか、大学ならではのコモンズの単位があるのではないか、それがどのように散らばっているのかが重要というご意見をいただきました。

私たちが普段通っている大学キャンパスを、ここまで俯瞰的に、より良いキャンパスの未来を考えたことは貴重な経験になるし、本学キャンパスの計画を、今後進めていく上でとても重要な研究になると思います。

各班のやりたいこと、グループのアイデンティティがあるはずです。もう少し本質的なところで、普段このキャンパスを使っている自分たちだからこそできるデザインができるといいと思います!

TA:田﨑太一


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